今月は1か月間、主に土曜日でビジネスマネジャー検定の勉強をしてきましたが、とりあえずこの1か月での中間的な成果と勉強方法についてまとめてみます。
ビジネスマネジャー検定試験とは?
ビジネスマネジャー検定試験とは、東京商工会議所が実施する検定試験です。
経営者と従業員をつなぐ存在として、企業の中核として活躍することが期待される管理職のための資格です。
管理職として必要な実践的知識の習得を目標としているので、今後は企業の管理職への登竜門的な位置づけになることも期待されます。
公務員などでは管理職試験なんてあると思いますが、一般の企業ではなかなか自前の管理職試験をするのは難しいでしょうから、管理職試験のかわりとして利用されるようになるかもしれません。
なぜこの試験を勉強しようと思ったのか??
それでは僕がなぜこの試験を勉強しようと思ったのか?というと、単純にブックオフにぶらっと行ったときにテキストを手に取ってみて、これは!と思ったからです。
僕自身も社員税理士として税理士実務とあわせて経営にも参加しているのですが、経営とかマネジメントについてちゃんと勉強したことも誰かに教えてもらったこともありませんから、ずっとこの分野については悩み種でした。
きちんとマネジメントの基本について体系的に勉強したいと思っていたところでこの試験に出会ったです。
人との出会いと同じで、資格試験や本との出会いも、会うべきタイミングで会うべき本に出合うようにできていると思います。
大げさにいうのならば、まさに運命的・宿命的に出会ったという話です。
過去問で答案練習の結果
本格的に勉強をはじめて1か月ということで、過去問題を解いてみました。
先週1回と2回を解いたので、今回は第3回から6回までの4回分を6時間かけて一気に解きました。
1回あたり制限時間2時間の問題だし、正直言って文字数多くない??っていう試験なのでちょっと疲れました。
事例問題やら長文問題やらやたら文字数が多い・・・これは文章を読む力も要求される試験です。
3回と4回の問題は1問ずつ答え合わせをやりながらだったので、きちんと答案練習をしたのは5回と6回の2回分でした。
- 第5回・・94点(100満点)
- 第6回・・89点(同上)
試験まで1か月半あるのですが、合格ラインは70点だし、もうこんな感じでいいのではないでしょうか?
〇サンプル問題は公式サイトで確認できます〇
過去問題集は2種類を利用しました
ビジネスマネジャー検定の過去問として2種類を使っています。
一つはこちらの問題集で、特徴としては1~3問くらいですぐに解答と解説があることです。
つまり見開きで問題、次の見開きで答えという感じで、微妙に答えがすぐに見えない形で解答できます。
後でまとめて答え合わせしても、問題覚えていないというケースも多いと思いますので、これはこれで使えます。
また、解説も充実しています。公式問題集が誤っている選択肢の誤っている個所の解説しかないのに対して、正しい選択肢にもそれなりの解説をしてくれています。
解説メインの問題集といえると思います。
ただし第1回から4回までしかありませんでした。

マネジメント教科書 ビジネスマネジャー検定試験(R) 過去問題集 第1回~第4回 (EXAMPRESS)
- 作者: 塩島武徳
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2017/03/14
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
公式問題集は4回から6回までの問題集です。
上記のとおりの解説で、解説が弱い・・・と思います。
ただ、最新の問題だしってことで、最初に書いたように力試し用にしてしまいました。
制限時間2時間で一気に解いて、答え合わせと採点をして終了。
ほとんど解説は読んでいません。
利用したテキスト
利用したテキストも2つですが、こちらもやはり公式テキストはあまり使っていません。
一度ざっと目を通した程度です。
要点がわかりにくくて、イラストも少ないのが特徴です。
実際に利用したテキストはこちらの要点マスター&問題集です。

一発合格! ビジネスマネジャー検定試験 要点マスター&問題集
- 作者: 山崎秀夫,酒井美重子
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2017/04/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログを見る
公式テキストの監修をした人なので、内容的にも公式テキストに近く、試験対策を意識してか要点がコンパクトにまとまっていますし、イラストも多い。
2色刷りというのもうれしいところです。
現在は第2版がでています。
具体的にどんな勉強方法をとったか(回転式勉強法)
「ビジネスマネジャー検定試験 要点マスター&問題集」をベースにして、過去問題集と併用する形です。
僕の勉強方法は回転式をとっているので、何度か読む、回転させるということですね。
- 1周目はざっと全体像を眺める程度
- 2周目は少し理解しながら読みこむ感じで
- 3周目は各章ごとの問題を解いてみる(答えも書いてしまう)
- 4周目はマーカーを引きながらさらに読み込む
- 過去問題集を解く(最初は解説をざっと読んでおく)
- 過去問を解く(答えと解説をメモしながら)
- これを繰り返す(無限ループ)
回転式勉強法のよいところは、とりあえず中途半端でも全体を満遍なく勉強できるというところです。
最初から細かくやりこむと、勉強時間や理解度にムラがでてしまいますが、回転式だと全部を満遍なく勉強ができ、試験日にあわせて完成度をあげることもできます。
仮に100%完結していなくても90%の完成度でも、実は間に合います。
合格ラインは70%ですから、最後は地頭力と基礎知識で90%の完成度でも十分合格です。
独学で必要な学習時間、勉強時間の目安は?
自分のここまでの延べ勉強時間は本格的に初めてから約1か月、50時間くらいと思います。
これで過去問の正解率はほぼ9割のレベル。
ただし、この試験はビジネスや管理職の経験や知識などの元々持っているものでかなり勉強時間に差がでると思います。
少なくとも自分は税理士だし、近接するような資格の勉強もしているので、多少のアドバンテージがあるようにも思います。
しかも、勉強の習慣や勉強法のスキルも身についているので、資格試験の勉強もはじめて、という方とは少し違うかな?
ということで考えると、多少余裕をもって考えて2倍くらいの期間と時間で、あまり基礎的な知識がないところから始めるなら、2か月100時間くらいが勉強時間の目安なのかもしれませんね。
独学での勉強が厳しい人であれば資格学校での講座もあるようなので通信講座の受講も検討してもいいと思います。