僕がピロリ菌が胃がんの原因になると知ったのは数年前の話です。世の中的にもここ30年くらいの話で、実は最近の発見のようです。
健康管理と胃がんの予防のために・・
正直、若いうちはそんなこと気にもしていなかったのですが、5年前に母親が胃がんで亡くなってからは流石に無視することはできません。
それでも5年間はなんだかんだで逃げてはいましたが、同級生の友人が悪性リンパ腫で亡くなってからは自分の健康管理とがん予防についてきちんと向きあって対処することに決めました。
母親がピロリ菌をもっていると子どももピロリ菌をもっているということと言われています。そのため、まずは人間ドックのついでに血液検査でピロリ菌について調べてもらいました。結果は陽性・・・。陰性とか陽性とかどっちやねん、ってことですが、反応がでることが陽性ということなので、やっぱりピロリ菌に感染していました。
思えば子どものころから胃腸が弱くて、ストレスや緊張からくるものだと思っていました。これも実はピロリ菌の仕業だったのかも??
胃の一生はピロリ菌感染の有無によって決まるともいわれているようです。
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自分の母は60代でぴピロリ菌の感染を知って除菌をしましたが、その時点では既に遅かったのか70歳で胃がんが見つかって2年後に亡くなりました。ピロリ菌に感染していなかったらもっと長生きできていたのかも知れませんが、それが天寿だったのでしょうから仕方ありません。その教訓を生かして子どもである自分は長生きしないといけないと思います。
ピロリ菌の感染がわかってから内視鏡検査へ
人間ドックでピロリ菌が見つかってから近くのクリニックで除菌をしてもらうか人間ドックを受けたところでお願いするかどうかと迷っているうちに人間ドックの再検査の案内がきました。胃がんではなく肝臓のポリープを再検査でもう一度エコー検査をしたいというものです。半年後に再検査をしてポリープのサイズも変わっていないので肝臓のほうは今は問題ないとのことでした。
そのついでにピロリ菌の除菌についてもお願いしましたが、とりあえず内視鏡検査を予約してくださいと言われて年末の最終週で予約をしました。今までも胃の検査はバリウム検査で済ませていたので内視鏡検査は初めてです。正直やりたくはありません。でもピロリ菌の除菌のためと言われると仕方ないので行くことにしました。
内視鏡検査は想像以上に苦痛で2度とやりたくないのですが、検査後は普通に仕事できます。バリウム検査だと下剤を飲んだり1日気分が悪いですが、終わり次第で普段通りです。内視鏡検査では腫瘍などは見つかりませんでしたが胃が荒れているのは確認できました。やはりピロリ菌の影響らしい。
ピロリ菌の除菌薬をもらいました
内視鏡検査の後でその場でピロリ菌の除菌薬をもらいました。
朝の8時くらいにクリニック到着して9時半には終了。ここまで1時間半くらいでした。
健康保険も使えたので検査と薬で6千円弱です。思っていたよりも費用は安い。どうやらピロリ菌治療で保険適用される条件が内視鏡検査を受けることだったようです。堀江さんの本にもそう書いていました。
除菌のための服薬治療をはじめました
除菌のためには上記の薬を朝夕2回、7日間連続して飲まないといけません。
副作用があるかもしれないとのことだったので年末年始の休暇を利用することにしました。今年はもともと年末年始は外出しない予定だったし。
とりあえず薬を飲み始めましたが、すぐには副作用らしい症状はありませんでした。
初日にあったのは多少体がだるいというか眠いというか。それとなぜか空腹感です。食欲はないのに空腹感はある感じ。でも体調的にはそれほどの問題はなしでした。
2日目からは多少きつくなってきました。ウイルス制の胃腸炎のような激しい下痢と胃酸が逆流するような不快感…。体質によるのかもしれませんが、気分はあまりよくはない。
まあ菌を殺すための抗生物質をいれているわけだから仕方ないから我慢するしかない。
永遠に続くわけではなくわずか数日の辛抱で健康と安心を手にいれるのだからとにかくおとなしくしています。休暇中の服薬で正解だったのかもしれませんね。