新年あけましておめでとうございます。昨年はブログをご覧いただきありがとうございました。今年も頑張って更新していきます。
平成最後のお正月、新元号は4月1日に公表されるということですが、どんな1年になることやら。
元旦なので近所の神社に初詣に行ってきました。近所の神社なんでどうせそんなに人こないだろうと思ってのんびり行ってしまいましたが、いざ行ってみると行列ができていました。近場で済ませようと思う人も結構多いのですね。
年末年始、基本的にはピロリ菌の除菌薬を服薬しながらのんびり過ごしているところです。さすがに体が慣れてきたのか副作用もなくなってきましたが、逆に効いているのかわからないくらいな感じです。
そんな感じでとりあえずKindleアンリミッドなどで見つけた本とかを読んだり、動画を見たりしながら過ごしていますが、その中でちょっと気になった本などを紹介しながら今年どんなことに取り組もうかというところを考えてみたいと思っています。
競争とか差別化よりもお客様にとって価値のあるサービスを提供する
税理士法人や会計事務所も競争が激しくなってきています。生き残るためには当然ながら差別化をしていかなければいけません。勝ち組と負け組という言葉がありますが、税理士法人についても勝ち組事務所と負け組事務所の二極化が進むと考えられています。
でも勝ち組が本当に素晴らしい事務所なのでしょうか?負け組はどうしようもないダメ事務所なのでしょうか?
短期的にはもしかしたらそうなのかもしれませんが、勝ち組事務所といえども勝ち負けにこだわっていては本当にいい事務所にはなれないように思います。
我々が取り組むべきことは勝ち負けの勝ち組事務所ではなく、お客様にとって価値あるサービスを提供する価値組事務所を目指さなければならないのではないでしょうか?
KindleアンリミッドでLINEの元社長の森川さんの著書を読みました。LINEでは企業文化として勝ち負けや差別化ではなく価値に注力することに取り組んできたというような内容でした。
お客様が求めているのは相対評価的な価値ではなく絶対評価的な価値
大事なのは「ユーザーが本当に求めていることを提供し続けること」ということが書かれてします。
シンプルに本質的な価値は何かを考えて、最も大切な価値に全力を注いでそれ以外のものは捨て去ることが大事ということでしょうか。
森川氏の方針は次の項目とされます。
- 戦わない
- ビジョンはいらない
- 計画はいらない
- 情報共有はしない
- 偉い人はいらない
- モチベーションは上げない
- 成功は捨て続ける
- 差別化は狙わない
- イノベーションは目指さない
- 経営は管理ではなく
税理士法人の経営においても所長税理士のよくわかないこだわりや自己満足に顧客である顧問先企業が振り回されるということも多いと思います。本質的に重要なのは目の前のお客様に何ができるのか、どうやって貢献できるのか、いかに喜んでもらえるのかではないかと思います。
このへんのことは自分の考え方に近いのかな?と思いながら読んでいました。自分でも時々は自己満足や差別化、イノベーション的なものを目指したがるところがあります。
お客様目線に立つと、差別化して勝ち組を目指したり、最新のトレンドを取り入れたような新しもの好きの事務所を目指したりしても、本質的にはあまりよくはないのかな、と思いました。
お客様が求めているのは差別化している税理士法人ではなく、価値あるサービスを提供してくれる税理士法人なのではないでしょうか?
そもそも他の事務所と比較して相対的に優れているかどうかを問題視するのではなく、絶対的評価として価値があるのかどうかのように思います。
そんなことを考えながら今年は差別化やイノベーティブな方法論を目指すよりも本質的にお客様が求めているサービスに地道に取り組んでいきたいと思っています。