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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

令和6年からの新NISA、自分ならこう使う!

早いもので今年ももう5か月が経過して、いよいよ中盤に差し掛かってきました。

来年からはじまる新NISA、どう活用しようか、皆さんすでに検討中でしょうか?

現状自分はこうしようと思っているものをこの場を借りて発表したいと思います。

投資期間について

まず、投資期間としては・・・最短では5年間で使いきることが可能です。

厳密には5年目は年初に枠を使ってしまえば4年とちょっとで完了します。

18歳の若者が少額で定年までかけて使っていくことも可能です。

使い方は人それぞれだと思いますが。自分はなるべく早く1800万円の枠を使いきれるようにしたいと考えています。

投資期間は長いほど有利となりますし、非課税の恩恵を長く享受したほうがメリットは高いと考えています。

資金繰り的に可能であれば、5年間で枠をフルに使って積み立てて使い切りたいという感じです。

若い世代であれば、長期的に積み立てるのもありだと思いますが、自分の年齢を考えるとなるべく最短で使いたいと思っています。

投資方法について

投資方法としては、毎月定額積立なのか、スポット購入なのか、年初にまとめるかといった選択肢があると思います。

自分は積立派なので、あれこれ考えずに毎月30万円ずつ定額で機械的に積立てをしたいと思っています。

投資商品について

投資商品としては、積立投資枠では現状おこなっている全世界株式インデックスファンドのような投資信託を使いつつ、成長投資枠では高配当株などのインカムゲインが得られるような資産への投資も一応は検討してみました。

成長投資枠では、投資信託と高配当株価のどちらでつかう?

若い世代なら全額インデックス投資をおすすめするかもしれませんが、中年以降の世代だと年金プラスアルファになるインカム狙いも捨てがたいところです。

インデックスファンドはいずれにしても売るまで課税されずに課税の繰り延べをしつつ複利運用されますが、配当金は課税口座ではその都度課税されますから、NISA口座を使って無税で受け取ることができることのメリットも高いと思います。

複利をとるか、定期収入をとるか

もともと投資信託は複利の効果は高いですから、あえてNISAの枠は使わない選択肢もあります。

いっぽうでインカムゲインで受け取ると再投資でNISA枠を使うから枠をくっていまうので、配当金の再投資は不利という意見もありそうです。

岸田政権で話題になったように、税率ももしかしたら20%から将来的増税されるかもしれないし、分離課税から総合課税に一本化されるかもしれません。

そう考えるとインカムゲインを非課税で受け取れるという使い方も捨てがたいです。

リタイヤするまではインデックス投資で枠を使って、リタイヤ後にいったん売却してインカムゲイン狙いで再投資枠を使うという年代ごとの使い分けのもよいかもしれません。

譲渡損の切り捨てにも注意!

ただし、高配当株を複数銘柄に分散して投資・保有をする場合には要注意です。

譲渡損が生じる場合にはNISA口座では損益通算ができないというデメリットが生じます。

複数に分散投資をする場合には、どうしても含み益がでるものと含み損になるものがでてしまいますよね。そうなるとNISA口座は不利な部分がでてきます。

そうなると、投資信託やETFのほうが有利になりそうです。

高配当株の分散投資は課税口座のほうがいいのかもしれません。

最終的な判断は全世界株式インデックス1本か?

今回のNISAの改正で、選択肢というか、投資戦略の幅が広がったような感じしますが、最終的な判断としては全世界株式インデックスファンド1本での積立投資になりそうな気がします。

その理由は・・

  • 毎月定額の積立でほったらかしが可能
  • 長期的には右肩上がりが期待できる
  • 手数料などのコストが低い
  • 世界的な分散投資が可能
  • 複利の効果が高く、配当金や分配金の再投資が不要
  • 右肩上がりであれば含み損の切り捨て問題が生じない

といったところです。

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