
最近、映画とテレビドラマの「ちはやふる」を見ていました。青春っていいよねって感想ですが、自分の青春っていつだったんだろう・・・とふと思います。
ちはやふるでは「競技かるた」に青春をかける高校生が主人公という設定ですが、自分にとっての青春はまさに税理士試験への挑戦であり、TAC横浜校に通っていたころが青春の日々だったと感じます。
そういえば通っていたTAC横浜校は、スカイビルから鶴屋町に移転をしたらしいです。
簿記で青春してみませんか?
本題に入りましょう。「簿記」と聞くと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?多くの方は、会社の経営状態を把握するための記録方法、あるいは就職・転職に役立つ資格試験、といった印象が強いかもしれません。
しかし、簿記の世界にはもう一つの側面があります。
それは、知識とスキルを競い合う「競技」としての側面です。
簿記の競技大会では、限られた時間の中で、複雑な取引を正確に、そして素早く処理することが求められます。これは、まるで時間と戦いながら、知力と集中力を駆使する「知のスポーツ」と言えるかもしれません。
単に資格を取得するだけでなく、自身の簿記スキルを客観的に試したい、あるいはさらなる高みを目指したいと考えている方にとって、簿記の競技大会は新たな目標となり得ます。
今回は、そんな簿記の競技大会の魅力と、社会人でも参加できる大会について詳しくご紹介したいと思います。
簿記の競技大会は、なぜ知のスポーツなのか
簿記は、決算書というゴールに向けて、日々の取引というパズルを正確に、かつ効率的に組み立てていく作業です。競技大会では、このプロセスをいかに速く、ミスなく完遂できるかが問われます。
まず、「正確性」が何よりも重要です。わずか数円のミスでも、最終的な貸借対照表や損益計算書が合わなくなってしまいます。細かい数字を正確に読み取り、確実に転記する能力が試されます。
次に、「スピード」です。簿記の試験や大会は、制限時間が設けられています。すべての問題を解き終えるためには、ひとつひとつの仕訳を迷いなく、迅速に処理する力が不可欠です。
そして、「思考力」も求められます。簿記の問題は、単純な計算問題ばかりではありません。複数の取引が複雑に絡み合ったケースや、特殊な会計処理を要するケースも出題されます。どのような会計基準を適用すべきか、どのように仕訳すべきかを瞬時に判断する力が問われるのです。
これらの要素は、まさしくスポーツ選手に求められる能力と共通しています。だからこそ、簿記は知のスポーツとして、多くの人々を魅了するのです。
社会人からでも挑戦できる簿記の競技大会
簿記の競技大会と聞くと、「学生向けの大会なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご安心ください。社会人でも出場できる大会は存在します。ここでは、特に参加しやすい二つの大会をご紹介します。
1. 全国簿記競技大会
公益社団法人 全国経理教育協会(全経)が主催するこの大会は、簿記の知識と技能を競う、全国規模の権威ある大会です。
- 主催: 公益社団法人 全国経理教育協会
- 参加対象: 「一般の部」が設けられており、年齢、学歴、国籍を問わず、誰でも参加が可能です。
- 出題形式: 主に全経簿記能力検定試験2級商業簿記の出題範囲に準拠しています。仕訳、計算、帳票作成、決算整理、貸借対照表や損益計算書の作成など、総合的な簿記力が試されます。
- 特徴:参加費が無料である点が大きな魅力です。気軽に参加し、ご自身の現在の実力を試すことができます。
入賞者には文部科学大臣賞などの表彰があり、自身のスキルを証明する良い機会となります。
近年では、CBT(コンピュータを用いた試験)方式での開催が増えており、全国各地のテストセンターで受験できるため、参加しやすい環境が整っています。
2. 簿記チャンピオン大会
資格の学校として知られるTACが主催するこの大会も、社会人の方が腕試しをするのに適した大会です。
- 主催: 資格の学校TAC
- 参加対象: 広く一般の簿記学習者が参加できます。
- 出題形式: 簿記検定試験の形式に準じた内容で、本番さながらの緊張感の中で問題に挑戦できます。
- 特徴:個人戦と団体戦の部門が設けられており、さまざまな形で大会を楽しむことができます。もし会社や学習仲間と参加すれば、団体戦での上位入賞を目指すのも面白いかもしれません。
参加特典として、直前予想問題などがもらえる場合があり、大会への参加が自身の勉強にも直結します。
大会を通じて、全国の簿記学習者が集い、お互いの実力を高め合う良い交流の場ともなり得ます。
大会参加に向けた準備と心構え
簿記の競技大会への出場を決めたら、どのように準備を進めれば良いでしょうか。
- 過去問題集や予想問題集を徹底的に活用する
まず、資格試験や大会の過去問題や予想問題を入手し、時間を計って解いてみましょう。本番と同じ形式で何度も練習することで、時間配分の感覚を掴むことができます。 - 苦手な論点を洗い出し、集中的に復習する
問題を解いた後は、必ず答え合わせと復習を行いましょう。特に、間違えた問題や時間がかかった問題は、なぜ間違えたのか、どうすれば速く正確に解けるのかを徹底的に分析することが重要です。 - 計算スピードを上げる練習をする
簿記の競技では、電卓を叩くスピードも勝敗を分けます。日頃から電卓の使い方を工夫したり、計算練習を繰り返したりすることで、少しずつスピードを上げていきましょう。 - 何よりも「楽しむ」という心構えを持つ
最後に、最も大切なことです。競技大会は、あくまでご自身のスキルアップのための手段であり、趣味の一環です。結果にこだわりすぎず、挑戦するプロセスを心から楽しんでください。
大会を通じて得られるのは、順位や賞だけではありません。
目標に向かって努力した経験、自身の成長を実感する喜び、そして同じ志を持つ仲間との出会いなど、かけがえのない財産となるはずです。
終わりに
簿記は、一度身につければ一生もののスキルです。
そのスキルをさらに磨き、挑戦の場を広げたいと考えている方は、ぜひ一度、簿記の競技大会に参加してみてはいかがでしょうか。
この記事が、あなたの簿記学習に新たな光を灯し、一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。
自分も来年の大会に向けてまずは簿記の勉強からスタートしてみようと思っています。
簿記2級と、税理士試験の簿記論は合格していますが、なにせ30年くらいのブランクがありますので、途中で挫折するかもしれませんが・・・

