
最近、興味がある資格が「資産形成コンサルタント」という資格です。
日本証券アナリスト協会が運営している資格試験で、金融機関で働く若手社員が顧客への提案力を高めるために取得するという位置づけですが、学生が自身の金融リテラシー向上や就職活動に役立てるために学ぶという側面もあります。
FP資格と組み合わせたり、プライベートバンカー資格と組み合わせたりという使い方もできそうです。
そういうことで、今回は2024年に誕生した注目の新資格「資産形成コンサルタント(通称:ABC資格)」についてご紹介します。
すでにFP(ファイナンシャル・プランナー)の資格をお持ちのみなさん、「知識は増えたけれど、日々の実務や具体的な資産運用の提案にどう繋げればいいか悩む…」ということはありませんか?
実はこのABC資格、「FP2級 +α」の知識レベルを想定して作られており、FPの知識をより実践的な「資産形成・運用の提案力」へと昇華させるのに最適な資格なんです。
「さらに一歩進んだアドバイスができるようになりたい」と考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 資産形成コンサルタント(ABC資格)とは?
「資産形成コンサルタント」は、日本証券アナリスト協会が2024年3月に創設した新しい認定資格です。
- ベースにある考え方:ゴールベース資産管理、ポートフォリオ理論
- 目的:顧客の将来の夢や目標(ゴール)を踏まえた上で、適切な資産配分(アセット・アロケーション)を提案・管理するための知識を体系的に学ぶ。
単に金融商品の仕組みを説明するだけでなく、「顧客に寄り添い、最善の提案を行うサービス」を提供するための実践的な内容が詰まっています 。
2. FP資格保持者が「ABC資格」をダブルライセンスで取得するメリット
すでにFP2級などの知識がある方にとって、ABC資格を取得することは「鬼に金棒」と言えます。具体的なメリットは以下の3点です。
① 「点」の知識が「線」に繋がる(より深い運用の知識)
FP試験ではライフプランニングや税金、不動産、相続など幅広く学びますが、ABC資格は「金融資産を使った資産形成」に特化して深く学びます 。
ポートフォリオ理論やアセット・アロケーションといった、より実践的な運用の枠組みを自信を持って扱えるようになります。
② 「顧客本位」のアドバイス力が身につく
この資格の大きな特徴は、「顧客本位の営業の心構えと枠組み(職業倫理など)」がカリキュラムに含まれている点です。
金融機関の職員にありがちな「商品の説明ばかりして、お客様に引かれてしまう」という失敗を防ぎ、まずは顧客の課題や悩みに気づいて信頼関係を築くためのアプローチを学べます。
③ ゴールベース資産管理で説得力がアップする
欧米で発展し、日本でも注目されている「ゴールベース資産管理」の手法を学べます。
「いつまでに、いくら必要なのか」という顧客の夢から逆算してアドバイスを行うため、マーケットの短期的な変動に一喜一憂せず、冷静に伴走できるコンサルタントを目指せます。
3. 試験概要と働きながら合格するためのポイント
忙しい会社員でも、スキマ時間を活用すれば十分に一発合格が目指せる設計になっています。
試験の基本情報
- 試験方式:コンピューター試験(CBT方式) ※全国でほぼ毎日受験可能
- 試験時間 / 問数:90分 / 40問
- 受験料:9,900円(税込) ※日本証券アナリスト協会会員等は10%割引あり
- 受験資格:なし(誰でも受験可能。資格の継続要件もありません)
必要な勉強時間は?
目安となる勉強時間は40時間程度と言われています。
すでにFP資格をお持ちの方であれば、基礎的な金融知識の下地があるため、さらにスムーズに学習が進むはずです。通勤時間や就寝前のちょっとしたスキマ時間をコツコツ積み重ねれば、1ヶ月〜1.5ヶ月程度で合格ラインに到達可能です。
4. まとめ:FPの知識を次のステージへ!
資産運用に「絶対の正解」はありません。だからこそ、不確実なリスク(価格変動が大きく将来の着地点が分からないこと)とどう向き合うか、正しい知識を持ってお客様を導ける存在が求められています 。
「FP2級は取ったけれど、実務での提案力をもう一段階レベルアップさせたい!」
そんな会社員のみなさんは、ぜひこの「資産形成コンサルタント(ABC資格)」の挑戦を検討してみてはいかがでしょうか?
テキストや問題集は、資格を取得する予定がない方でも「資産形成のバイブル」として手元に置いておく価値がある充実した内容です!
普通の書店ではおいていないので、出版社に直接頼むか、アマゾンや楽天ブックスでの購入になるようです。



