来月実施するFP向けの税制改正の勉強会でお話する内容ですが、今回は「税制改正」を学ぶ意義やメリットを考えてみます。
税制改正の勉強会は難しい内容も多くて、話をする側としては興味をもってもらえるかどうかが難しい。
勉強会では、まずはいかに税制改正に興味をもってもらうことが大事。
税制改正を学ぶ意義は何か?
みなさん、そもそも「なぜ毎年、税金のルール(税制改正)をチェックしなきゃいけないの?」と思われますよね。理由はとてもシンプルです。
- 第一に、お仕事での営業活動や、家庭でのマイホーム・自動車の購入時に「知っているだけで得をする、知らないと損をする節税」のチャンスが隠れているからです。
- 第二に、みなさんが老後のためにやっているNISAやiDeCo、そして毎年の楽しみである「ふるさと納税」のやり方が、ルールの変更によってガラリと変わるからです。節税が資産形成にも必須の知識になっているといえます。
- そして第三に、税金は「国が今、何を応援していて、どこからお金を集めようとしているか」という政治や経済のメッセージそのものだからです。税金のルールや税制改正の内容を頭に入れるだけで、世の中のニュースの見え方が180度変わると思います。
- さらに、そういった経済の流れや政策の方向性を知ることによって、投資にも有利になるかもしれません。
今回、税制改正を学ぶ意義を考えることから勉強会をはじめるきっかけになったのは木山泰嗣先生の著書です。
税理士などの税金の専門家以外でも、興味をもって税制改正を勉強するきっかけなる本だと思います。
私は税理士だからいやいやでも勉強しないといけないのですけどね。
高市政権下での税制キーワード(インフレ対策・少子化対策)
税制改正を学ぶ意義を考えて、税制に興味をもったら、令和8年税制改正について考えてみましょう。
令和8年度税制改正の背景にあるのは、高市政権が掲げる「強い経済」の実現です。
ジャパンイズバックというキーワードを使って、世界で輝く日本を目指すというのが高市政権の目標となっています。
今回の税制改正で特に際立っているのが物価高対策です。
ここ数年、スーパーに行くと米だけでなく、卵も牛乳も、何もかも値上がりしていてため息が出ますよね。
日本は今、本格的に物価が上がる「インフレ時代」に突入しています。
モノの値段が上がり、世の中のお給料も少しずつ上がっているのに、税金のルールだけが何十年も前の「物価が上がらないデフレ時代」のままだと、実は私たち普通の生活者が、知らないうちに「実質的な大増税」を強いられてしまうのです。
今回の改正は、このインフレから私たちの暮らしを守るための「インフレ対策(お財布の応援)」、そして「少子化対策・子育て支援」「防災・減災・環境などの持続可能な社会の実現」「防衛・国防力強化」という、私たちの明日の生活や未来に直結するテーマがド真ん中に据えられています。
その代わり、ルールの隙間を突いたような一部の富裕層の租税回避への対応など、富裕層への課税は強化されています。
非常にメリハリのある改正内容となっています。
それをGeminiに画像でまとめてもらったのがこちらです。
なんとなく興味ももってもらえたでしょうか?


