川崎昭典氏の本「税法学」を読みました。
ちょっとマイナーな出版社からでていますが、結構しっかりとした本でした。
著者の川崎氏は、東京大学法学部卒業、大蔵省、国税庁次長、中小企業金融公庫理事、日本たばこ産業㈱監査役などといったキャリアを持ち、帝京大学経済学部および大学院の教授で、経済学博士。
本は、税とは何かからはじまり、税金の歴史、税に関する重要な理論、各論と続いていきます。
税金の歴史…なんていうのは日本史好きにはたまりませんよね
租庸調、太閤検地、シャウプ勧告…日本の歴史はまさに税金の歴史。
そして税金の歴史は政治史ともいえます。
時代時代、その時代によって政治の在り方が違います。
時代にあった施策、時の権力者の税金に対する考え方が政治にも反映されます。
歴史を学ぶときには、その裏にあった税金政策を学ぶとまた深く掘り下げて学べるかもしれませんね。