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税法を学ぶのと同時に哲学を学ぶことの重要性とは何か

土日休みで1日家で読書をしていましたが、昨日は哲学について学んでみました。仕事の哲学とか、人生の哲学とか、なんとなくいい話をする場合の比喩的な意味合いとかそういうのではなくて地味に哲学についての本を読みました。

ずいぶん前にkindleアンリミテッドでダウンロードしていた「武器になる哲学」という本ですが、なかなかとっかかりづらくて読んでいなかったのですが、もう少し入口として入りやすいところから別の本で哲学分野に入ってやっと読了しました。 ライトノベルや新書からとはいえあまり知識のない分野の本を3冊一気に読むのは少し疲れました。

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

 

なぜ税理士が哲学を学ぶのか

僕の大学時代のゼミは産業社会学という商学部でもマイナーなゼミでした。他の学生はマーケティングとか経営学とか金融そういったゼミに人気があったのですが、僕はこの産業社会学というテーマのゼミを選んでみました。

社会学というのはどんな学問なのか説明することすらできないのですが、イメージとしては社会のメカニズムそのものを研究対象とするということなのでしょうか。産業社会学ですから、産業革命とか産業の変化が社会に及ぼす影響であったり、労働分野のことを学ぶような感じだったように思います。 

新しい産業社会学―仕事をとおしてみる日本と世界 (有斐閣アルマ)

新しい産業社会学―仕事をとおしてみる日本と世界 (有斐閣アルマ)

 

社会学と哲学とどう関係があるのかというと、これもなんとなくのイメージですが、社会学も哲学から派生しているというか、哲学の一分野が社会学なのかもしれません。マックス・ヴエーバーやマルクスなども哲学分野なのか社会学分野なのか微妙な感じもします。

元々、キリスト教に取り込まれる前の初期の哲学では、ピタゴラスに代表されるように数学とも同じような研究分野であったことを考えると学問のルーツは哲学といえるのかもしれません。 ソクラテス、プラトン、アリストテレスといったあたりは既に物質と肉体、精神といった根本的な部分が研究対象だったわけですから、我々が学んでいる学問のすべてのルーツなのかもしれませんね。

我々日本人は、キリスト教について深く学ぶ機会はほとんどないのですが、キリスト教は哲学を背景に発展した宗教であり、これを子供の頃から学んでいる欧米人と基礎的な部分が違う原因がこの辺にあるのかもしれません。

小学校でも道徳の時間がありましたが、倫理や規範を植え付けることが中心で、自ら考えるというところからはずれていたような感じもしますが、本来は批判的に事象をとらえて、自ら考える力をつける必要があるようにも感じます。

税理士の専門分野である税法という形の法律ですが、法律は何のために必要なのか、なぜみんなが法律を守るのか、守らないといけないのかについてきちんと自ら考えて税理士の仕事をしている人なんているのでしょうか?と思います。

本来は税法を学ぶ前に哲学的な思考法や背景をベースをしっかりと固めてから税法ではないかな、と思ったりします。

税法を勉強する、条文を覚える、、の前に、そもそも「どうして国家が必要なのか」といった国家観から始めるのもいいかもしれません。哲学の入門書を読んでみると、今まで持っていた哲学の範囲よりも実際はかなり広く、さらに現実的な内容であることがわかります。

我々はどうしても税法なら税法、会社法なら会社法、民法なら民法を抽出して勉強してしまいますが、法哲学というか社会科学の基本構造から積み上げるような勉強のやり方をしなければ、税法の理解も中途半端となりそうで、この辺もちゃんと勉強しておいたほうがいいかなと思っています。

 

こんな本を読んでみました

マンガやライトノベルで親近感をもってみる

Kindleで購入していたこんな本を昨日読んでいました。

まずはライトノベルでサクッと読める感じだったので、小説形式のこの本。

三姉妹に振りまわれながら、学園と世界を救うために活動する男子高校生が主人公です。思考停止になった学生をゾンビと呼び、ゾンビを倒して最後はラスボスに立ち向かう、というマンガチックな本ですが、ソクラテス・プラトン・アリストテレスといったところの基本思考を学ぶことができます。

哲学って抽象的だし、そもそも現代の科学ではありえない奇想天外な理論をまことしやかに議論するあたりでとっつきにくい分野ですが、マンガだったりライトノベルであれば入口としてはよかったかなと思います。 

人生で大切なことはすべて哲学と彼女が教えてくれた。 (中経出版)

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そしてニーチェについて学べるマンガもあります。

ニーチェについてはソクラテスなどからだいぶ時代が近くなりますが、中世では哲学はキリスト教と結びついてほとんど学問的な発展がなかったことを考えると、近代に入ってからのニーチェなどの思想は現代でも役に立つ発想があるように思います。このころになると、どう生きるべきかといった心理学的な分野にだいぶ近くなっているように思います。 

まんがでわかるニーチェ (まんがでわかるシリーズ)

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次の読んだのが哲学入門の新書版

哲学の歴史を学びながら、哲学的な思考力を身に着けるというコンセプトの書籍です。哲学の歴史は仮説と否定、新たな仮説、否定、、といった感じに、前説を批判的に覆しながら発展してきたようです。

現代であれば小学生でも知っている科学の常識についても時に間違っていたり、天動説のようにキリスト教から異端扱いされたりといった迫害をうけながら正解に向かってきたといえます。

アウトプットとしての知識レベルでは今や常識でも、当時の社会環境では誰も思いつかなかった非常識な発想が必要になっていたはずです。つまり、常識の壁を打ち破って、イノベーションを起こすという思考力を身につけることが哲学を学ぶ意義といえるのかもしれません。

1日で学び直す哲学?常識を打ち破る思考力をつける? (光文社新書)

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ビジネスに役立てるのであればビジネス書で振り返る

哲学や思想は人生に必要なのか、と言われると必ずしも必要ではないのかもしれません。そんな小難しいものなくても十分に豊かな人生をおくれるという人もいるでしょう。自信をもってそう言い切れる人って実は幸せな人だなって思います。

人生の目的は何でしょうか?・・・

なんだか哲学っぽい問いかけですね。

人生の目的は幸せになること、でも幸せって何??

これは人類に共通する悩みではないでしょうか。自らの人生に目的を持つとするのであれば、幸せの定義を詰めないと一歩も動けないはずですが、忙しい現代人は明日の朝になれば学校に、会社にと行かなければならないところがって、やらないといけないことがたくさんあります。

そんな根源的な疑問や使命なんてものは時間をとって考える暇なんてないのです。

何のために生きるのか、がなければ生きる意味がないように思えても、朝は必ずやってくるし、そんなものがなくても生きていることに変わりはないのです。

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

 

いつの間にか後周りにされているのですが、本来は優先順位が高い基本スキルや基本知識が哲学や思想であり、ビジネスパーソンにこそ必要な学びであるということがこの本を読む意味だと思います。

哲学・思想をビジネスパーソンが学ぶべき理由としてこの本では4つ書かれています。

  1.  状況を正確に洞察する
  2. 批判的思考のツボを学ぶ
  3. アジェンダを定める
  4. 二度と悲劇を起こさないために

つまり、ビジネスパーソンにとって哲学や思想は、根源的なベーススキルということになりそうです。

この本では、哲学史的に登場人物が時系列で登場するのではなく、著者のコンサル分野に即してアーカイブされています。古典的で著名な哲学者から最近の人まで50のキーコンセプトとしてまとめられています。

哲学の基本を学んだあとで、実務的にビジネスで生かすのはどう展開するのか、という視点で読んでみるといいかもしれませんね。学者ではなく実務家が書いた本なので普段ビジネス書を読みなれている人にとっても読みやすいと思います。

哲学を学ぶことの最大の効用は、「いま、目の前で何が起きているのか」を深く観察するためのヒントを数多く手に入れることができるということです。

現在は第4次産業革命とか言われているようです。今という時代をしっかりと見つめて今なにをやるべきか、どう生きるべきか自分の頭で考えるために必要なスキルともいえそうです。

まさに変化の時代、変動の時代にこそ必要な思考法、観察手法なのかもしれない

 

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