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税理士、会計事務所の繁忙期はいつからいつまで?

3月後半になってやっと確定申告の業務が終了して一段落してきた今日この頃です。FPの勉強会などでお会いする方たちや、顧問先の皆さんからも「お忙しい時期ですよね」なんて声をかけられてきたりしますが、実は忙しいのは今だけじゃないのよ・・・と言いたくなったりします。


1年間の税理士の仕事のうちで一番のウエイトを占めるのが2月から3月の確定申告の業務です。税理士法人の年間の業務サイクルでは、11月くらいから年末調整の準備がはじまり12月は年末調整業務、1月は償却資産の申告や法定調書、給与支払報告書の提出などの業務が続きます。1月下旬になってそういった業務が落ち着いくると並行して確定申告の業務がいよいよスタートします。

 

確定申告では、個人事業主や複数個所から給与の支給を受けている場合などの通常の確定申告のほかに、土地や株式などを売却した場合の譲渡所得の申告もあります。譲渡所得は通常の確定申告とは別の申告書を提出すると思っている方もいますが、給与所得も事業所得も、不動産所得も譲渡所得も全部あわせて確定申告書を提出する形になります。また、贈与税の申告も所得税と同じく3月15日が提出期限となるので、同時期に申告をすることになります。

 

そういった繁忙期が11月から3月まで続くわけです。3月15日で申告期限が終了しますが、申告書の納品や後回しになっていた他の業務を追いつかせるため3月中はバタバタと仕事をする感じになります。

また、実際は3月は決算期が集中する月のため、3月決算法人の決算申告が終了する2か月後の5月まではどうしても忙しい時期が続きます。GWの連休もままならない、ということもあったりします。

 

そういった繁忙期が5月まで続いて、6月になるとなぜか仕事量が減少してきます。そうなるとやっと繁忙期が終了という感じがしてきます。

それでは6月から10月くらいまで何をして過ごすのかというと、ゆっくりまったりと過ごすという事務所もあるでしょうし、組織の見直しや新しい業務や知識の習得などに取り組むという事務所もあると思います。こういったところは事務所ごとに異なるし、税理士それぞれなのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

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