ファイナンシャルプランナーのスタディグループの勉強会での講師を頼まれているのでそろそろ内容を固めていこうと考えいるところです。
勉強会の講義テーマを検討中
税制改正が基本的なテーマなのですが、税制改正だけで2時間をもたせる話術はないため税制改正とあわせて税金関連の旬なテーマを話すという形です。
令和6年から生前贈与の仕組みが変わっていますので、相続税対策と生前贈与をテーマにしたいと考えて、いくつか内容を検討中です。
そこで課題となるのが、勉強会の参加メンバーのレベル感です。
実務で相続税を取り扱っているような人たちではなく、相続税対策を当事者として考えているわけでもない、、趣味と自己啓発で週末にFPの勉強会に参加しているという感じです。
あまり専門的になりすぎると、途中で脱落してしまう人もでそうです。
そうなると、基本的な話を少しと、ちょっとみんなで考えてみましょうというプチワークを取り入れてという感じがよさそうです。
相続税対策のきほん、とは?
相続税対策というと、分割対策・納税対策・評価引き下げ対策という3つの対策が基本となります。この3つの対策を順番に説明するのもよいと思いますが、実務的に対策を検討する場合には次の流れになります。
- 現状分析
- 課題抽出
- 解決策、対策の検討
- 解決策の実行
- PDCAをまわす
今回の勉強会ではこの流れのうちの1の現状分析から2の課題抽出を中心に話そうと思っています。
実際には何が問題かがわからないという人が多いのですから、現状分析と課題抽出ができれば1歩、2歩前進です。そこからはFPさんが抱え込むのではなく、各分野の専門家を交えて検討しましょう、というのが最終的な落としどころです。
相続税対策の現状分析とは、「財産の棚卸」「相続税の試算」「家族の状況の把握」というところになりそうです。
そして現状分析をもとに、課題を抽出していきます。代表的な課題は遺産が不動産の比重が高く、金融資産が少なくて、分割するのも、納税するのも大変だ、というようなものでしょうか。
不動産オーナーに特有の課題、金融資産が多いキャッシュリッチな家の課題、障害者がいるなどの家族の状況に課題を抱えている家・・・何が問題なのかを考えるということも大事なステップです。
事例を作って、勉強会メンバーと一緒に考える時間をつくるのもいいかもしれません。
あえて解決策の専門的な解説は別の機会にまわして、今回はここまで・・・という感じで終わらせる感じで準備をしようと思っています。
勉強会で話す内容はブログにも随時アップしていきます。