今年の税理士試験も終了したそうです。
受験された皆さんお疲れ様でした。
さて、受験が終わったら就職活動という方も多いでしょう。
会計事務所の就職活動の時期は試験終了後、お盆くらいまでの間といわれています。
この時期にはTACや大原簿記学校などの大手受験校で、採用特集の冊子が配布されたり、合同説明会が開かれたりします。
近くにこういった大手受験校がある場合には問い合わせてみましょう。
また、受験校には求人募集の案内などを備え付けているところもあります。
夏の時期が求人募集の時期ですから、暑いですがこの時期に頑張って動くしかないです。
さて、税理士試験を頑張って受験してもなかなか会計事務所の仕事がつかめない人も多いかもしれません。
そもそも会計事務所とはどんな会社なのでしょう?
会計事務所は、公認会計士事務所又は税理士事務所の総称となります。
公認会計士も会計事務所の看板をあげる場合には税理士登録をされていることが多いと思います。
最近はこれに税理士法人も加わります。
個人組織でやっているケースと、税理士法人のケース、税理士とは別に会計法人を作っているケースなどがあります。
そんな会計事務所ですが、基本的には中小企業の会計や経理の支援を行うサービスが仕事の中心です。
帳簿を預ってきて入力代行をするパターンや、お客さんに入力までやってもらってチェックをやるパターン、税務や経営指導のみを行うパターンなどがあります。
帳簿関係のほかに、給与関係や年末調整、償却資産の申告などの付随業務もあります。
同時に議事録作成や、役員変更、定款見直しなどの法務関係の支援も行うことになります。
このほかに相続税や個人の確定申告などの仕事が入ってきます。
税務だけでは…と思われがちですが、意外に仕事の幅が広く、経営関係のよろず相談所のように言われることもあります。
地域に密着したサービスを行うことが多く、地域経済に貢献したり、地元を盛り上げることに生きがいを感じられる人なら地元の会計事務所は働きがいがあるかもしれません。
一方で東京や地方都市には中堅企業や大企業の子会社、金融機関等をクライアントとする大手の会計事務所や、資産税に特化した会計事務所もあります。
会計事務所に入所すると数年は経験を積むことになります。
自分がどの規模の会計事務所で働きたいのか、どういった分野の仕事をしたいのか、地元か都心か…など検討すべきことが多くあります。
面接や求人票をみるときはしっかりと情報収集して後悔のないように就職活動に臨みましょう!
会計事務所の仕事を知りたいなら、この本がお勧めです。
立ち読みでもいいので面接に臨む前にぜひ、読んでみましょう!