税理士試験は5科目の科目合格制度(選択科目あり)
税理士試験は簿記、財務諸表論のほかに法人税または所得税のどちらかという必須科目になっています。
それ以外に選択の税法が2科目の合計5科目を取得して、はれて税理士登録ができるという仕組みになっています。
税理士試験の受験中に仕事のことを考えて税法科目を選ぶのは結構な玄人で、20代前半で実務経験のない僕は実は仕事にどのような影響があるかなんて考えずに受験科目を選んでしまいました。
そのため、合格科目は簿財のほかに、法人税、所得税、固定資産税、住民税です。
あれ、6科目??と思うかもしれませんが、最終年に保険のために2科目受験していたら2科目とも合格していた、、という話で、実は1科目余分に合格してしまいました。
で、何も考えずに受験していたので、実務的にはあまり使わない固定資産税と住民税を勉強してしまっています。
実務で全く役に立ってない、とはいえないけどね~
税理士試験の科目選択は合格しやすい科目を選ぶ
ただ、正直いうと受験科目は合格しやすい科目、得意な科目を選べばいいと思います。
受験した税法科目が実務で役に立つか、なんて考える前にまずは合格しろ!っていう話なのですよ、実際。
試験なんて正直、普通に時間かけて勉強すれば誰でも合格できると思います。
勉強せずに受験するから落ちるのか、勉強方法が間違っているのか、どちらかだと思います。
合格までのルートで最短を目指せる科目で受験すればいいのです。
経理の実務をやっていたり、時間がとれるのであれば法人税だと思いますし、個人の関与先が中心の税理士事務所で働いているのであれば所得税なのかもしれません。会計や税務の知識がないのなら固定資産税からかもしれません。
さらにいうと大学院で科目免除でも全く問題ないと僕は思います。
実務に役立つ勉強は、合格してから十分に勉強できます。
どうやって税理士になったのか?ではなく、税理士になってどれだけスキルを身に着けたか?が大事ではないかな…と思っています。
なんたって、受験時代は短ければ2~3年ですが、実務はその先ずっと続きます。
下手すると40年、50年続くのですから。
資産税を得意にするなら相続税は勉強しておくべき?
これも同じ答えになってしまいますが、チェスターの代表のように公認会計士で資産税中心に頑張っている人たちもいます。
当然、税理士試験なんて受験すらしていないと思います。
つまり、税法の知識や資産税のスキルは後天的に身につくものだと思います。
僕も相続税や消費税の知識は実務をやりながら身に着けました。完璧とはいえないかもしれませんが、一応は条文も読み込んだりもしてみました。
法人税、所得税はさすがに2回ずつ受験しているのでいまだに暗記しているものもありますが、相続税や消費税は条文を暗記してはいません。実務で使える程度の知識ですが、それでも何とかやっています。
確かに、就職活動などをしていると面接で受験科目や合格科目は聞かれるかもしれません。即戦力になるという判断はつくかもしれませんが、それだけです。
合格後に役に立つか、ではなく、まずは目の前の試験に集中することが大切です。
兎にも角にも合格しないとスタートラインにつけないのが税理士という職業です。
余計なことは考えずに5科目合格をしてください。
どうやって選ぶか、の答えにはなっていませんが、これだけは伝えたい!というところです。