8月になると税理士試験のシーズンです。
ちょうど今週、全国各地で税理士試験が行われています。
僕が税理士試験を最後に受けてから15年になります。
15年たってもやはり思うのは、合格しただけでは全く歯が立たない世界だということです。
もちろん、実務経験を積んだうえで試験に合格した方であれば、合格した段階で実務能力が備わっているかもしれません。
しかし、学生や試験専念組、他の業界から受験した方にとっては合格しただけでは仕事にはなりません。
つまり厳しい言い方かもしれませんが、合格=ゴールという意識では、この厳しいご時世では負け組決定ということです。
合格=スタートライン
なのです。
実務に入ってから別に一生懸命勉強しなくてもそれなりに仕事はできますよ、確かに。
でも、資格をもっていても仕事のレベルは天と地、ピンキリというのがプロの世界です。
今思えば、税理士試験なんて簡単だったな…ということ。
それをいうと、大学受験なんて楽勝ですよ。
実務に比べれば、自分でお金を稼ぐことに比べれば、試験なんて全然お気楽なものです。
実務の世界では上には上がいて、下には下がいて、知らないことは山ほどあります。
まず戸惑うのが、税務以外の周辺業務、周辺知識です。
簿記や財務諸表論、税法以外にも登記の知識、会社法の知識、不動産の知識、資金繰り…
といろいろ学ぶべきことがあります。
そんなときに思ったのはこういうこと。
とりあえず、会計事務所の実務に必要なことが全部書いてある美味しいどこどりの本やセミナーありませんか?
そんなもん、あるか!と思うのですが、見つけましたよ…実はありました。
それがFP試験です。
FPの試験は税理士や公認会計士の先生方が資格の基礎を作っているから、実務で必要な知識が効率的に学べるようなカリキュラムになっています。
つまり、FP試験の勉強をすればある程度、会計事務所の実務知識はつくと思います。
実務経験を積むのも大切ですが、事務所に行って椅子に座っているだけではなかなか実力はあがってきません。
会計事務所に入ったら、飲みに行ったり遊びに行く時間やお金があるなら次はFPの勉強をすべきだと思います。
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