会計事務所の主要業務と周辺業務
会計事務所での仕事は基本的には会計や税務が中心になりますからいわゆる仕訳のチェックが主な業務です。
一方で中心業務に付随する業務というものがあります。
業界的にはこれを「周辺業務」を呼んだりもします。
周辺業務としてメインどころになるのが給与計算などの人事労務と法務関係業務となります。
人事労務は社会保険労務士、法務関係は行政書士や司法書士との業際がありますからその辺は難しいのですが、業際にかからない部分でお客様をサポートする必要がでてきます。
会計事務所のお客様から最も期待される周辺業務が給与計算と登記関係のフォローではないでしょうか。
税理士は給与計算が実は苦手?
このうち給与計算は苦手意識を持ちやすいのが本音の部分です。
逆に知ったかぶりをして惰性でやっていると知識が不十分なことが露呈することがあるのでやはりしっかりと知識ベースは持っておく必要があります。
もちろん税理士試験では給与計算は問題にでませんし、勉強することもありません。実務の中で勉強するしかないのです。
自分も基本的にはあまり得意ではないですが、給与計算ソフトをお客様に提供する立場もあって知識としてはもっています。
スタッフレベルでいうと給与計算や社会保険に強いかどうかは個人差が激しい部分でもあります。
会計や税務はしっかり教えても給与計算についてはスタッフ任せという事務所も多いのではないでしょうか。
そんな場合にお勧めの資格があります。
「給与計算実務能力検定」という資格です。
実際には受験したことがないので試験の内容などについてはコメントできないところですが、入手したテキストはよくまとまっているので試験は受験しなくてもテキストを読み込むだけで給与計算に関する知識レベルをアップさせることができそうです。
僕も別にこの試験を受験するつもりは今のところないのですが、テキストだけは時々読んで知識のブラッシュアップをしようと思っています。
次回の試験は平成31年3月21日で1月31日までが申し込み期限のようですので、興味がある方はお早めに申し込みを!