投資や運用の世界では実物投資と証券投資の区分があります。
もちろん不動産投資は実物が投資対象となります。
この本では証券投資の世界では第一人者であるマネックス・ユニバーシティの内藤忍さんが、不動産投資で成功した個人投資家の石川貴康氏との対談を中心に不動産投資と証券投資のハイブリットな投資術を紹介しています。
不動産はミドルリスク、ミドルリターンな投資といわれています。
しかし、実際には土地を保有する地主さん以外の個人投資家、サラリーマン大家さんなどは頭金を少なくしてレバレッジを効かせる方法をとっているため、ハイリスクに陥ることもあります。
バブル期のワンルーム投資などはよい例でしょう。
内藤忍さんは証券投資、特に長期投資やバランス投資を推奨しています。
普通のサラリーマンが簡単に資産数億円というのはハイリスクを志向していないのでこの本でも紹介はされていません。
リスクをコントロールして、証券投資などと組み合わせてリターンを得る。
普通の投資や運用と不動産投資が本当はあまり変わらないというのが理解できると思います。
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