なまけものと面倒くさがりや、違いがよくわからんが、先に出版されたのがこちらの本。
面倒くさいことは、ほうっておくと雪だるま式に増えていく。
それは自分に借金をするのと同じこと。
先送りをやめることができれば、面倒くさがりやでもうまくいく…というのがこの本。
税理士の仕事をしていると、このことは身にしみってわかっている。
経理処理についてついつい確認を怠っていると、すぐに決算の時期になってしまう。
決算のときになってあわてて確認しようと思ってもなかなか判明しない。
それどころか、へたをすると「今頃そんな昔のことを聞くな!」とクライアントに怒られてしまう。
だからこそ、本来面倒くさがるりやの自分も、必ずその場その場で解決するようにしている。
問題を先送りをするのは面倒くさがりやだと思う人がいるかもしれないが、本当の面倒くさがりやは先送りをしない。
そのほうがよっぽど面倒くさいことになることを知っているから。
逆に面倒くさいことをほったらかしにするのは、のんびりやだ。
この本では堕落型の面倒くさがりやと呼んでいる。
ただ最初は小さな面倒くさいことをきっちりこなしておくだけで結局は大きな面倒を防ぐことになる。
そんな負の連鎖を防いで、究極の面倒くさがりやになることがこの本の目標だ。
¥1,050