直接お会いしたことはないのですが、アメーバで活躍されている若手行政書士さんの著書です。
先週末、南三陸町と気仙沼市に行ってきて社会起業家にも興味を抱いてちょっと勉強してみました。
NPO法人と一般社団法人、行政書士会の研修でもさらって勉強しましたがなかなか違いや手続きについては理解していませんでした。
もちろん、一般社団法人については一般社団法人ウクレレサポート協会の設立手続きを自分でやったのできちんと理解はしています。
どうやったら税金がかからないのかなどなどかなり研究しましたし、実際に県税事務所からは減免通知をもらっています。
また、もう1件別の一般社団法人の監事にもなっているので、一般社団法人については大丈夫です。
NPO法人については設立に時間がかかるのと、官庁の干渉が入るので面倒くさそうだけど、寄付金などが控除の対象となるというくらいの感覚でした。
この本では、前半というか2/3くらいがNPO法人についてです。
NPO法人は今年、平成24年の4月から改正されているため以前の制度をきちんと理解していた人でももう一度学びなおす必要がありそうです。
この辺の改正まわりのこともこの本ではきっちり解説されているため、これから設立という人にも、学びなおそうという人にもお勧めです。
もちろん、NPO法人にするか、一般社団法人にするか、株式会社にするか…迷っている人にも安心してお勧めできます。
それぞれの制度のメリットとデメリット、違いについてわかりやすく学べます。
この本を読んだ後で実際の手続きについては法務省などのHPで確認するとか、必要書類をダウンロードする必要はあると思います。
実際に僕もいろいろな方のホームページや本などで調べて、最終的には法務省のモデル定款等をダウンロードしたりして書類の作成を行いました。
非営利型を目指すのであれば定款に盛り込まないといけない文言もあるので注意が必要です。
収益事業の範囲についても通達がでていますが、割と厳しい内容ですのでこれも事前に検討が必要だと思います。
NPO法人については都道府県や政令指定都市が窓口になっているため、これらのHPなどで検索するのもいいかもしれません。
最終的には行政書士さんや、税理士さんなどの専門家に手伝ってもらうのがいいと思いますが、専門的に取り扱っている事務所はまだまだ少ないと思うのできちんと事前に確かめてから依頼したほうがいいように思います。
それで自分がこの業務に取り組むかどうかというと、今のところは難しいかもしれません。心のどこかではボランティアや社会起業家の支援をしたいと思いつつも、お金にならないのではないかという心配もあります。
ボランティア団体などの話を聞いて、「お金はいいから頑張って!」なんて言ってしまいそうな気もします。
自由に動ける時間がもっとあれば取り組んでみたいという分野ではありますが、現状では無理かな?
現状でメインで取り組むべき領域ではないので、事務所内で手をあげても却下される可能性が大です。
もちろん、公益法人や特殊法人などの仕事は取り組んでいます。
新規の設立や起業というスタートアップのカテゴリーになかなか時間を割けないというのが理由です。
副業やボランティアという形なら可能かもしれないですけどね
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