パソコンの経理ソフトを導入する目的の明確化
経理ソフト導入する前に、なぜ導入するのかを考えてみましょう。
「理由もなしに」や「そういう時代だから…」では導入しても大きな効果は見込めません。
「導入の理由はなんですか?
本来あるべき目的は、
1.まずは、経理業務の無駄を省き、簡便化すること
2.そして、リアルタイムに業績を判断し、経営に役立てること
ではないでしょうか?
この2つの点を経理ソフトを導入する上で目標としなければならないのです。
まずは、無駄な業務を行っていないかのチェックをしましょう。
1.経理ソフトの導入をする前に、現在行っている業務のチェックをしてみましょう。
意外に無駄な業務や二重の業務を行っているのではないでしょうか?
確認用のデータを何重にも作成していませんか?
2.書類を整理している棚の配置や事務用品などを替えて、ファイリングの見直しも行いましょう。
ファイリングを見直せば、業務の効率もきっとあがるはずです。
3.手書きからデジタルデータへの移行。
経理ソフトの導入を行わない場合でも、コンピュータの導入は行えます。
例えば、手書きの現金出納帳や貝掛帳などはマイクロソフトのエクセルなどの表計算ソフトを利用すれば簡単に作成可能です。
今ある業務をコンピュータで行い、手書きの処理を極力廃除するのも業務の効率化につながります。
コンピューターの操作になれることからはじめてみてはどうでしょうか?
導入する経理ソフトを決めましょう
会計ソフトはどれも似たり寄ったりです。
どのソフトを購入してもだいたい同じような使い勝手で、おなじような機能がついてきます。
ただし、量販店などで販売されているいわゆる「市販の経理ソフト」と会計事務所などで従来から使用していたオフコンソフトを「自計化ソフト」と称して関与先向けに売りだしているものとは若干の違いがあるようです。
「市販ソフト」は、最初から中小企業などが利用することを想定してユーザーの使い勝手が良いように開発されているのに対して、「自計化ソフト」は会計事務所とのデータ連動や税方・会計法との整合性を第一に開発されていることに原因があるように思われます。
会計で会社を強くするためには、市販の会計ソフトを使うよりも会計事務所が万全のバックアップとチェックをしてくれる「自計化」ソフトの導入をお勧めします。