来月行う予定のFPのスタディグループの勉強会のレジュメ作成を今週は行っています。
しかし、今のところはあくまでも予定。本当は2月に行う予定がコロナの影響で延期になって、さらにテーマも変わったために資料の作り直しの作業です。
今回は緊急経済対策の内容について紹介する、、という企画です。
緊急資金繰り対策支援でみえる会計事務所の未来
税理士法人で行っている仕事のはずですが、自分はあまり関わっていないため実際には調べるところからスタートになっています。
それでも会計事務所って何のために存在するのか、こんな支援ニーズがある、、、というところから「会計事務所の未来像」がなんとなく見え隠れするような気もしています。
経済危機のときの支援策は再現性のあるテーマ
緊急経済対策について紹介するのですが、やはり東日本大震災やリーマンショック時に行った支援の教訓がいきていると思います。
コロナウイルスについては震災や金融危機のときと異なって、感染対策で経済活動が制限されるという違いがあります。そこは全く違うところ。
でも税理士、会計事務所として中小企業のためにやるべきことに共通項は多い。
10年に一度、100年に一度の災害、経済危機・・・と言われても、これからは同様の危機が頻発する時代になってきています。
疫病や感染によって多くの人が死ぬのかもしれませんが、経済危機でも多くの人が命を絶ちに、不幸な人が増えてしまいます。
感染予防と経済の再建をどちらを優先するのかは難しい天秤になりますが、どちらも大切、、ということは間違いない話です。
そして、もはやいつ、どんな危機が起きてもおかしくないという前提で備える必要があるといえます。
平和ボケして危機を忘れないことが大事だった・・・(本当は、)
確かに今はコロナショックの真っただ中です。
でもこういった経済危機でも喉元過ぎれば熱さを忘れる、、ということで、時間が過ぎれば風化して平和ボケしてしまうのだろうな、、と思ってしまいます。
ということで、平時でもこれはやっておかないといけないという話。
むしろ本来は、東日本大震災やリーマンショックを教訓にして、十分に備えていなけれればならなかったことなのでしょう。
、、というは易し、行うは難し。結果論だから後からいうのは誰でもできる。
要は次の危機に向けて行動するのか、しないのか。
会計事務所、税理士事務所としての取り組むべきことは?
会計事務所的にはこういったことが提案できるかな、と思います。
できるかどうか、やるかどうかは別で、実際は他の仕事が忙しければできないし、忙しさを理由にやらずじまいという可能性も否定できないが、記憶には留めておきたいところ。
- 事業計画、経営改善計画を策定し、活用する
- 利益を社内に残して内部留保を厚くする
- 事業ポートフォリオを見直し、収益構造を改善する
- キャッシュアウトを減らし、キャッシュインを増やす
具体的にどうこうというのは別にして、不断の心がけというか習慣ということになるかもしれません。
こういったことに心掛けていけば、強い会社になり、経営が安定する、、ということかなと思います。
FPの勉強会としては家計に置き換えて共有したい
FPの勉強会なので経営者だけではなく普通のサラリーマンFPも参加します。そのため、家計に置き換えるとどうでしょうか・・・ということも伝えておきたいというところです。
- 事業計画、経営改善計画の策定
…家計ではライププランやCF計画表の活用 - 利益を社内に残して内部留保を厚くする
…家計は給料から一部を投資や貯蓄にまわす - 事業ポートフォリオを見直し、収益構造を改善する
…家計では副業や資産運用など家計収入の複層化を目指す - 平時でもキャッシュアウトを減らし、キャッシュインを増やす
…家計を見直し・節約し、スキルの取得などで収入を増やす
自分の投資や貯蓄でいうと、やっと含み損がなくなり、プラスに転換しはじめました。
米国株投信、世界株投信は米国株の急上昇と円安とで右肩あがりになっています。そうはいっても一喜一憂しないのいが積立投資なのでこれは継続は力なりではあるのですが、数字がよくなると単純に嬉しい。
日本株も16銘柄に分散しているため、早めに上昇している銘柄と出遅れている銘柄とがありますが、それでもトータルでは何とかプラス圏まで来ました。コロナショック時に買い足したものもあるため、どこかで利益確定したい部分もあります。
自分自身もこの4つの項目すべてを実践できているとは言えない部分もありますが、少しずつでも実践して、次の危機に備えたいと思っています。