会計事務所の仕事として経営計画作成の支援というのがあり、今後はさらに重要になるということで商品化にむけていろいろと調べているところです。
調べているなかで気がついたのが会社の経営計画よりも個人の経営計画のほうがわかりやすいし大事なのではないかということです。
-皆さんは自分の経営計画をもっていますか?-
中小企業でも規模感で全然違う話
中小企業でも実は規模はかなり異なっています。1人会社、一人事務所から社員100人くらいでもまだまだ中小企業に入ってきます。
収入も1000万円を目標にするところから5億円、10億円を目標とするところまで様々で、一律に経営計画といっても内容がかなり違うように思います。
特に社長の下に各部門があり、部門長などを配置している場合には各部門の計画や予算管理と全体の計画や予算管理を並行しないといけなかったりして、この計画や予算管理を支援しろ、、と言われても会計事務所のスタッフレベルでは無理でしょ・・・と思ってしまいます。
規模が大きいほど経営計画をつくるのも、進捗状況をモニタリングをするのも手間がかかるし、難しくなる、、そんな風に思いました。
これを社員100人規模の会社で実践しようとすると大変だ・・・
小規模企業、1人事務所なら作った成果が直結する
これに対して1人会社、1人事務所であれば実施するのはそれほど難しくないと思います。
本人の頭の中にあるイメージを書面にして、数字に落とし込むのですから。ほとんどの事務所ではやっていないと思いますが、所長の方針や計画を作りこむというのは効果が高いと思います。
吉田松陰の言葉ですが・・こんな言葉があるそうです。
夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。
前から読むか、後ろから読むかというところもあります。
前から読むとこういうことになりますよね。
夢があるから理想が生まれ、理想と現状とのギャップを埋めるための計画が生まれ、計画をもとに実行に移り、成功につながる・・
夢や理想はあっても計画をたてたことはありますか?
そして後ろから読むとどうなるでしょうか?
- 成功したければ実行をしろ、とにかく動け
- ただ動くのではなく、計画に基づいて動け
- 計画は現実に即してではなく、夢や理想に基づいて作れ
小さな会社や一人士業の事務所であれば社長や所長が動かないと死活問題ですから実行をしてとにかくやみくもに動いている人は多いと思います。
そして、夢や理想を抱いて会社を作ったり、資格を取得したりしたはずです。
でも、計画はたててましたっけ??
夢や理想から一気に行動になっていませんか??
自分もそうですが、やっぱり間がすっぽり抜けているような気がしてきました。
夢や理想とかやりたいことのイメージは何となくあるし、行動をしていないわけではないのです。でもなかなか結果がでないし、夢や理想からはちょっと違う現実が目の前にあるわけです。
自分自身の経営計画や行動計画を立てるところからやってみる
環境のせいや誰かのせいではなく、計画をたてずに走っているから効率が悪いと思えてきました。
経営計画とか事業計画とかだいそれたものではなく、夢や理想と行動を結びつけるための計画。いうなれば自分のための計画書「じぶん計画」だと思います。
独立しているとかしていないに限らずに自分自身の経営計画や行動計画をたてることで、なんとなく結果がもっと違うものになるように思えます。
ということで、経営計画の作成について準備をしているところですが、とりあえず参考書籍として購入したのが次の本です。