昨日、今日と会計関係の研修に参加しました。
今回の研修は、基本はシステムの操作まわりの研修。
経営革新等支援機関として会計を活用した中小企業の支援が急務となってきました。
昨日は経営計画書の作成のシステム研修。
経営計画書の作成とモニタリングの支援を会計システムと連動して行っていきます。
1年、3年、5年、10年と経営計画、経営改善計画の作成が可能です。
経営革新等支援機関としては、基本的には経営者が会社の業績を数字で説明できるという自立した経営者を理想としています。
したがって、我々のスタンスは原則としてサポート役になる必要があります。
過保護になってしまうのは結果として経営者のためにならないと考えています。
そして、今日の研修はクラウド型の会計システムの操作まわりの研修でした。
会計システム会社は今こぞってクラウド型システムの導入に力をいれています。
クラウド型にすることで、震災などでデータを喪失することなく事業継続が可能となります。
そして、1か所ではなく複数の拠点からアクセスや入力、業績把握が可能となるという利点もあります。
さらに今回研修したシステムでは、他社のシステムやCSVファイルからデータを読み込んで仕訳データに変換することも可能で、部門やグループの組み合わせも自由自在。
CSVファイルは基本はエクセルのファイルですから、エクセルの活用も鍵になります。
このシステムは中堅企業向けということで、我々が普段使っている中小企業、零細企業向けのシステムよりも機能が充実している分だけ、難しいという印象でした。
特に今回の研修では年配の税理士の先生もいましたが、明らかについていけていないという感じの人もいらっしゃいました。
経理にエクセルのスキルは必須というのは時々聞いていましたが、実際にこのレベルで効率化するのであればエクセルのスキルは高めていく必要があります。
会計事務所の業務、大きな会社の経理部と比べてアナログな部分が多いように思います。
しかし、中堅以上の大きさの企業をマーケットとして取り組むのであればある程度のITスキルは重要であるといえそうです。