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遺産分割でもめる原因は行動経済学で説明がつく・・・ような気がする

そういえば通勤途中の河津桜も満開に近くなってきました。確定申告の終盤戦、3月に入って土曜出社日などに通りかかると、そろそろ春だな・・・なんて思ってしまいます。

相続対策の基本は感情論と技術論

税理士という仕事の中でも資産税の分野は裾野が広く、経験や人間力が試される領域です。特に年配の方に寄り添う仕事になるため、年齢の積み重ねも必要だったりします。

その中で、最近重要に思っていることが感情論と技術論のバランスです。

少し前の自分であればテクニック論だけで押し切ろうと思ってしまうところですが、最近は感情論というか人間関係論の部分についてもしっかりフォローしていかないといけないと思っています。

最近は事務所でも毎年のように相続対策のセミナーをやらせてもらっています。

本当は法律論や、節税などのテクニック的な部分よりも、感情論的な部分のほうが大事だと伝えたいのですが、まだまだ若造の部類に入る自分はなかなかそういったところに入り込めなくてテクニックや知識の解説になってしまうところもあります。

でも本当に重要なのは感情論でしょって思います。相続で争ったとしてもそのときは感情をぶつけ合って、それぞれ言いたいことを言って争ったとしても冷静になったときに後悔をすることが多いようです。そのせいでノイローゼになったり、場合によっては自殺するような人も実際に知っていますが。

勝ちより価値にこだわるとはよくいったもので、勝った負けたとか損した得したというお金で換算できるものよりも、家族として価値のある話し合いや譲りあいができれば一番いいことなのかもしれません。

遺産分割は行動経済学的な要素をもつ

遺産分割協議も協議ですから交渉の部分がありますが、そうは言っても親兄弟の財産はいわば他人の財産の配分についての話し合いです。相続人には相続を受ける権利がある、、というのは法律論の話であって、本当の意味で発言する権利があるのはその財産に貢献した人であったり、亡くなった方の人生に貢献した人だけではないでしょうか。

いくらかでももらえるのなら感謝してもらえばいいし、誰の分が多いとか自分の分が少ないとか・・どうなんだろう。

なんとなく子供の頃のホールのケーキを家族でわけるときを思い出してしまいます。自分も姉がいるので、姉ちゃんの分がちょっと多い、、とか自分も思っていたような記憶がありますが、大人になると気がつくのは自分で買ったものでもないし、ちょっとでも食べられたらラッキーくらいな感じになります。

この辺のことは多分に行動経済学的なような気がします。損することの精神的な影響は、得することの影響の2倍以上という実験結果があるようです。株式投資をする人などは知っていると思います。株で1万円プラスになったときの幸せよりも、1万円マイナスになったときのショックのほうがはるかに大きいのです。

つまり、遺産分割で自分よりも多くもらう家族がいたらその分は自分が損した気分になるのだと思います。本当はちょっとでももらえればラッキーなのに他の人と比較をするから得した損したという気分になって平常心を失うわけです。

基本的にはゼロサムゲームですから誰かが得すれば誰かが損をする、平等にわけようと思うなら全部売却して法定相続割合でわければいい、と思うのだけども、それもうまくはいきません。介護の問題や生前贈与や進学の援助など生前のバランスを取り返そうという意識が起こりがちだからです。

結局は平等や公平なんてありえないし、そもそも大金持ちの家に生まれてこなかった時点で自分なんて全然平等でもない人生なんだと僕なら思ってしまいます。

奪い合えば足りないのだから、うまくバランスをとってシェアできればいい・・・これって理想論かもしれません。

揉めないためにどうすればいいのか・・

以前開催したセミナーでも帰りがけに、「揉めないためにどうすればいいのかを知りたかった」、というお客様いらっしゃいました。当事者ではないし、ケースバイケースだからこれといった正解はないと思います。常日頃のコミュニケーションや人間関係がここでも生きてくると思うし、相続人それぞれの人間力や人間性というものが大切な気もします。所詮、家族や親族での協議だし、何かあったらお互い様で助け合うのが家族なんだからお互いにちょっとずつ譲り合って分け合えればいいのではないでしょうか。

ACジャパンのCMでなんかこんなのありそうだな。

まだまだ自分にはこういった人生の深みが醸し出せないのですが、セミナーとかでこういった話をするとやはり上手なのはタクトコンサルティングの本郷尚先生だと思います。著書を読むだけでも勉強になります。先日も仕事でお会いして実際にお話を聞きましたが、動画でもみてしゃべる方も真似してみようかな・・・

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