◆経営という大海原に繰り出す前に、羅針盤となる事業計画書を作成しましょう!
1.事業計画書とは?
事業計画書とは、自分の創業への志や夢を実現するための具体的な行動を示す計画書です。
創業者が頭の中に描いている創業のイメージをより具体的にまとめることにより、「夢」が実現可能な「目標」へと変化します。
事業計画を立てる場合には、次のようなことをまず考えましょう。
・どんな市場で勝負するか?
・競合相手との優位性をどのように確保するか?
・付加価値をどのように提供すればよいか?
・開業までのスケジュールはどうか?
・建設資金、設備資金等をどのように調達するか?
・利益とキャッシュフローをどのように確保するのか?
2.事業計画書に盛り込む事項
事業計画書には、一般の業種では次のような事項を盛り込むことになります。
中小企業の経営では、特に「資金計画」が重要となります。
【全体構想】
(1)創業・起業の動機
(2)行う事業の概要
(3)市場の環境
(4)事業の将来目標
(5)事業化への環境
【具体的な事業内容】
・事業の内容
・事業の特色
・販売計画
・仕入計画
・設備計画
・要員計画
【創業時の資金計画表】
・必要な資金…設備資金、運転資金
・調達方法…自己資金、家族等の援助、金融機関からの借入
【損益計画表】
・売上(収入)高
・売上原価
・経費
・減価償却費