自分の中で2010年のテーマとして検討しているのは中堅企業支援のマーケットへの参入だ。
税務の中でも個人や中小零細企業というマーケットは当社でも数十年の実績があり、特に資産家向けのサービスでは地域でも先頭をきってやらせていただいている。
しかし、中小零細企業のマーケットが先細りである以上、中小企業から中堅企業という市場を開拓する必要性を大きく感じている。
当社では、連結納税をはじめとする組織再編税制、資産税、税効果会計という分野の研究を少しずつ進めているし、国際税務などの分野も可能性を感じているところだ。
今後、日本の中小企業は海外に目を向けざるを得ない状況になるだろうし、そのための足固めのために組織再編が進む可能性もある。
会計事務所に業務も中堅企業を見据えた部分を展開が必要となるだろう。
そのためにはさらなる税務・会計のスキルアップが必須となる。
今まで以上に、勝ち組と負け組が同業内で生じるだろう。
風雲急を告げてきた税理士業界、今年は楽しみな一年になりそうだ。