今までで一番やさしい法人税申告書の書き方に関する本。
本当は、もっと薄い本で簡単な入門書はあるのであるが、入門書ではないもので理解を深めたいという方にはわかりやすい本といえる。
中心は別表4と5(1)のつながり。
別表4は税務上の損益計算書、別表5(1)は貸借対照表や株主資本等変動計算書にあたるもの。
この二つの別表が決算書とリンクして作られることになります。
この本では税金関係の処理を中心にこの2別表のつながりと構造、検算の方法を紹介しています。
我々のような専門家には当たり前でもあるし、毎回電卓をたたいて検算をしているので常識の範囲内ではあるが、やはりシステムに機械的に入力しているだけではわかりにくいところでもあるし、わかり始めるとするっとわかる部分だと思います。
別表4と5(1)のつながりや、納税充当金などの別表調理がわかりにくいという方には絶対お勧めといえる本でした。