タイトルは挑戦的ではあるが、内容的にはランチェスター戦略についての紹介が主なもの。
ランチェスター戦略を紹介したいのなら税理士を悪者にしなくてもいいのではないか…とも思われるのであるが、本を売るための戦略なのだから仕方ないのかな?
さて、この本では中小企業の相談相手としてまず一番にあがってくる税理士や会計事務所ではあるが、本当に経営の相談に乗れるのか…という問題提起がなされている。
確かに税理士は経営の専門家ではないが、中小企業の経営者をもっとも身近に支え続けているまさに戦友的な存在。
確かに経営戦略やマーケティング戦略は専門外であるところは多いのは致し方ない。会計・税務の専門家であるのだから。
だからこそ、会計税務の視点からのアドバイスが重要だと思う。
この本でも途中から税理士はどうでもよくなって、ランチェスター戦略のことばかりになっている。
結局なにがいいたい本なんだろう?
最初から「中小企業の儲かる仕組み教えます!」にしておけばよかったのに。

社長さん! 税理士の言うとおりにしていたら、会社つぶれますよ!
- 作者: 河辺よしろう
- 出版社/メーカー: WAVE出版
- 発売日: 2010/05/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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