業界的にはタブーかもしれないこの話題ですが今回は大きなテーマを書いてみます。
よく言われることに「税理士に経営コンサルティングはできない」というのがあります。
一方で、「中小企業の経営者にとって一番身近な相談相手は税理士だ!」という意見もあります。
どっちが正しいの??
と思いますよね。
大前提として税理士=経営コンサルタントではありませんから、コンサルティングはできません。
でも経営者の相談相手として常に隣にいるつもりで仕事をしています。
それじゃ、答えは経営コンサルできないってこと??
と思うかもしませんが、それも正解ではないと思います。
会社経営をしたこともない税理士が偉そうに…という人もいますが…
税理士や税務コンサルと経営コンサルは違う仕事だし、求められるスキルも異なると思います。
もちろん経営者とコンサルタントも全く別の仕事。
だからといって税理士が経営コンサルになることができないわけではないと思います。
経営コンサルのスキルと経験を身につけることができれば可能だと思います。
スタートは税理士でもゴールは経営コンサルタントでもいいのではないでしょうか?
僕自身は中途半端な知識で税理士が経営コンサルできますよ…なんて言うのは罪なんじゃないかなと思います。
経営コンサルタントの経験や勉強は大きな時間と労力を要すると想像に難くないでしょう。
「おまえは経営コンサルタントという至高の仕事をこなす片手間でちょちょいと税理士業務を行っていたんか!」
要するにどっちかにせいということですね。
経営コンサルを名乗りたいなら中途半端にやらずに死ぬ気でやればいいと思います。
中華、和食、カレーなんでもやります的な食堂ってたいていおいしくないですよね。
そういうことです。
でもそれでもお客さんが来るから不思議なんですが…
経営コンサルに強い税理士、相続やFP業務に強い税理士、大会社の会計実務に強い税理士…それぞれの強みを生かしたチームを作ること、それが理想だと思います。
ちなみに僕には経営コンサルはできません。
会計数値からのアドバイスくらいならできるかもしれませんが…
お客様が税理士として仕事を依頼する以上は、まずは期待にこたえられるだけの専門分野を極めるのが大事だと思っています。