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会計事務所も未来志向で仕事に取り組むべき??

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未来志向の仕事へ

未来会計と過去会計という話があります。

会計事務所の仕事は過去のデータをまとめる作業が中心で、過去志向の仕事になっています。

しかし、これからは未来志向で仕事に取り組まないといけない、、税理士向けのセミナーでは口々にそういわれています。

過去向きの仕事が今すぐに無くなるわけではないでしょうし、付加価値が下がっているとはいえしばらくは収入源として重要な位置づけになるでしょう。

そうはいってもこういった収入源があるうちに、次の打ち手を打たないとゆでガエルになるのは自明の理でしょう。

会計事務所、税理士法人は採用難の時代

それ以上に、こういった過去志向の仕事をしていると、スタッフが集まらなくなっていきます。

すでに会計事務所や税理士法人は採用難の時代に差し掛かっています。

昔ながらの会計事務所経営では若者の心をつかむことは難しいでしょう。

地域の中小企業の模範になるような、そして新しい時代の中小企業経営の実験場として新しいことにチャレンジしていかないと、事務所運営の基盤となる人材確保ができなくなるのです。

コンサルティングは未来志向の仕事

コンサルティングという言葉に拒絶反応を示す人もいますが、要は未来に向けた支援業務です。

事業承継や相続対策など5年後や10年後の未来に向けて、あるべき像を描いてそこに向けて今やるべきことに取り組む。

そういったお手伝いをするのも会計事務所や税理士法人の仕事になっていきます。

もちろん、金融機関や専門コンサルティング会社も取り組んでいるので、競争は熾烈です。

生命保険の代理店などは未来志向でものを考えます。家族構成などからライフプランをみせて、「10年後、20年後のために保険に加入すべきです…」そういった仕事をやっていますから、未来志向の仕事はお手の物です。

逆に過去処理に慣れ親しんでいると、未来に向けたアドバイスなのに後ろ向きな発言すらしてしまいます。

だからこそ、今のうちから未来志向というメンタリティを身に着けて、ゆでガエルにならないように活動をしていく必要があるように思っています。

会計事務所のモノサシではなくお客様目線で考える

15年くらい前の話ですが、企業防衛とよんでいる生命保険の販売にもっと力をいれるべきとスタッフの前で声を発したことがありますが、その頃の反応はもっとひどいものでした。

抵抗勢力なのか、ベテランスタッフは基本的には保険の販売には興味がない、むしろ提案するにもリスクもあるし、お客さんに保険屋といわれるから嫌…というのがベテランスタッフの言い分だったのかもしれません。

今ではFP的な業務にも事務所として取り組んでいるし、生命保険の代理店にも力をいれて取り組んでいますが、そういったスタッフは事務所から去っていきました。

会計事務所という小さな世界のモノサシで考えるのではなく、クライアントやお客様のために何ができるのか…、リスクマネジメントなどは十分なのか、考えて行動すべきなのではないか、そういったことを思い出しました。

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