お客様からもありますが、同僚や後輩から迷惑な質問をされることがあります。
それはずばり漠然とした質問ってやつです。
- 「これ、大丈夫でしょうか?」
- 「どうすればいいですか?」
- 「これ、確認してください」
- 「正しいでしょうか?」
ある意味では「教えてちゃん」なのですが、こういうのもある意味質問として漠然としています。
何について大丈夫であればいいのでしょう?
何を確認すればいいのでしょう?
まだ、もとになった原始資料や、
質疑応答事例集や逐条解説などと一緒に渡すのならわかるのですが、
それもなく、A4一枚であったりすると、
なめてんのか…と思ってしまいます。
何と何を、どういった基準で検証すればいいのか、
どういった基準で大丈夫かどうかの判断をすればいいのか、
何をゴールと考えてどうしたいのか…
「お前の質問がわからない」
思わず、そう答えたくなります。
間違い探しってそれほど難しくはありません。
ただ、正しいことを確認する、立証するのはかなり大変です、不可能かもしれないくらいです。
定型的な書類のチェックなら解りますが、非定形的な報告書や提案書のようなものであればなおさら、作った人にききながら確認していくしかないのです。
さすがに申し訳ありませんが、正しい日本語で順を追って質問してほしいわけです。
迷惑な質問をしてくる、そういう人に限って主語がなかったり、どのお客様のことを言っているのかすらわからない時があります。
ということで、正しい質問の仕方をまとめてみました。
報連相という言葉がありますが、報告するのも相談するのも実際には一つのスキルだと思います。
- まず自分で調べてみる。
- 自分なりの仮説を立ててみる。
- 自分なりの見解をまとめてみる。
- わかりやすい質問の方法を考える。
- 余裕がありそうなときに質問をする。
- 質問したなら中途半端に納得せずに、完璧に理解できるまで質問する。
- 質問の答えをメモする。
- もう一度自分で調べて、最終的な見解をまとめる。
ちなみに僕はいきなり質問されても、ほぼ答えることができません。
基本的に税務判断は「条文解釈+事例への当てはめ」でなりたつのでこの二つについてヒアリングして、方向性を伝えたら自分で考えてもらうようにしています。
自分で調べようともせずに答えだけを知りたいという人には、基本的にお引き取りいただくことにしています。
さすがにお客様にはそのような対応はしませんが、同僚や後輩には迷惑な質問には、迷惑そうな顔をして追い返します。
一度でも都合のいい先輩面したり、いい人的な対応をすると本人のためにもならないし、時間泥棒にあうだけですから