日本の資産家は土地持ちの方が多いと言われていますが、その土地もいろいろです。
いわゆる住宅街なら鉄道会社系の不動産会社が開発して綺麗に区割りしていたりしますが、下町のようにぐちゃぐちゃに入り組んだようなケースもたくさんあります。
さらにいわゆる地主さんの持っている土地などはのり面や崖っぷちになっている土地、借地権が複雑についている土地、接道が微妙な土地など、実際に行って見ないと判断がつかないようなことがあります。
実際に現地に行ってみると、こんな建て方して大丈夫なの?というような場所も結構あります。
当社では、土地については基本的には現地確認をしています。
もちろん別荘地の倍率地域などは省略することはありますが、過去に横浜から栃木県や山梨県などにも現地確認に行ったことがあります。
もちろんただ行くわけではなく、事前に入手した資料をもとに机上でほぼまとめておいて、論点になりそうなところを現地で確認したり、税務署へ添付する資料を作成するのに写真を撮ったりしてきます。
デジカメ、測量道具、住宅地図、公図、路線価図などが欠かせません。
真夏の暑い日には暑さ対策をしないと大変です。
担当者によっては雨男、雨女の人もいます。天気も大事ですよね。
あとは経験が増えればなんとなく気になる点、役所とかで更に調べる必要がある点なども浮かんできます。
現地確認は相続税の申告を専門にしている税理士であれば必ず行うと思います。
相続税は資料だけでなく現場感覚が大事な税金と言えると思います。
土地についてもちろん、財産はどの程度ありそうか、几帳面かいいかげんかなども家にいけばなんとなくわかったりもします。
現場主義、大事にしたいですね