アパートは入居と退去の繰り返しです。
確定申告時期に我々税理士が確認するとき、この入退去のときの処理について細かく聞くことになります。
敷金や日割り家賃の精算など明細を確認しないとどのように処理をしたか判断ができません。
アパートに住んだことがある方なら誰でも経験があると思います。
敷金はなかなか預けた金額を返却してもらうことはないと思います。
返却しなかった金額はオーナーさんにとっては雑収入です。
修繕費として敷金から引かれているのだから修繕費と相殺していると思ったら大間違いです。
ほとんどのオーナーは修繕費を実費で引いているわけではなく、概算で計算して敷金から控除して返還します。
修繕なんてすぐにはしません。
何部屋もあいていたら次に貸す見込みのところから修理していきます。
基本的には次に貸すから修理をするわけです。
どんなところを修理するのか…
基本的には畳の表替え、クロスの張替、ルームクリーニングなどです。
現状回復のためですからこれは基本的には修繕費で必要経費にしていきます。
このような簡単な修理だけではなかなか次の入居者が見つからないこともでてきます。
そんなときに行うのが水回りのリフォームや和室から洋室への変更、エアコンの交換、風呂釜の交換などです。
これらの大規模なリフォームを行うと1室あたり100万円から200万円くらいかかることもあります。
この内装リフォームを一度に経費にしていいのかどうかが悩みどころです。
基本的には国税庁の下記のタックスアンサーを参考にするとよいでしょう。