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投資初心者が株価下落の局面で学んだこと

最近、投資に関する記事が多いのですが、今週に入って株価が下落して実際は動揺を隠せないところです。ただ、これも体験からの学習というか、経験値を稼ぐという意味ではいいのかなとポジティブに考えています。

 

 

授業料という意味では高くついていますが、経験してみないとわからないことがたくさんあります。書籍で読んでいるだけで知識としては理解できても、実際に体験することで本当の意味で腑に落ちるっていう感じがします。

そんな経験の中で、気づきというか、投資の改善点もいくつかでてきました。というよりも投資を甘く見てた・・という反省です。つまり、これは将来同じ轍を踏まないための反省文です。という感じでお読みください。

反省その1-投資の危機管理は十分に行ったのか?

一つ目が危機管理やリスクマネジメントの問題で、一番はメンタルな部分だと思います。お昼休みなどに株価のチェックをして慌てふためき対応をするのは危機管理としてはダメかなと思いました。

その場ではチェックをするまでにとどめて、帰宅してから情報収集をして対策をしっかり検討をした上で動くのが正しい対応のようです。慌てて何かをしても裏目裏目になるのが関の山で、傷口を広げる可能性が高いと思います。まずは、嵐が通りすぎるのを静かに待って、状況が落ち着いた段階で次の手を打つ。これは仕事でも、自然災害でも同じで、危機管理の基本なのかも知れません。

とにかく株価暴落という非常事態にあたって、その状況でも稼ごうとか、そういう欲をかくと失敗する・・というのが最大の気づきです。冷静沈着に落ち着いて対応する、あれもこれもと欲張らない、、、大事です。

反省その2-業界研究は十分に行ったのか?

今まで投資信託などに預けっぱなしだったのに、急に自分で株式運用をはじめたとたんに株価急落ですからショックは大きいです。

投資方針についてもぶれぶれというかそもそも勉強不足だったように思います。金利や資源、海外情勢への影響をどの程度受けるのかなどもっとしっかり調べた上で投資をする必要がありそうです。少なくとも業種ごとの儲けの仕組み、外部環境からの影響の特徴の把握は大事なようです。例えば商社は原油など資源価格に株価が連動するとか、今回大幅に株価が下がった銀行や保険などの金融関係は資金の貸し付けが収入源だから金利に敏感である、とかその業界の人であれば常識でも我々のような外部の人間には理解できない領域だったりもします。

自分が経営者になったつもり、もしくはM&Aで買収する担当者になったつもりで投資をするのがベストですが、そこまでは難しいかもしれませんが、就職活動でその業界の面接を受けるくらいのつもりでの対応くらいは必要な感じがします。業界研究、会社研究が一番大切、、これはビジネスの基本中の基本。

反省その3-分散投資は十分だったのか?

分散投資でいうと単に銘柄をわけるだけではなく時間分散を心がけるのが良さそうに思いました。売りも買いも複数に分けて行うという手法が良さそうです。書籍などで知識としては得ていましたが、まったく想定していませんでした。

分散投資をいうと単に銘柄を分けて運用すればいいのかとおもっていましたが、どうも違っていたようです。違う値動きのものを組み合わせるとか、タイミングを分けるとか、現金と株の資産バランスを考慮するとか、本当はちゃんと考えないといけない。

時間を分散するためには銘柄をある程度絞って、100株以上は買える余裕を持っていないといけません。株式相場は波を打つわけですから100株を持っていて下がった局面で100株を買い増して、上がった局面で100株を売って100株を残す・・・というサイクルを繰り返すとうまく分散できそうです。移動平均法的に取得価額を計算するので取得価額も平均化していきます。

そのように分散投資をしようと思うと銘柄の2倍の資金が必要になりますから、現在考えている20銘柄くらいの分散ではなく半分の10銘柄くらいに絞り込む必要があります。その分、1件1件の銘柄に気を配ることができるためそのほうがいいかもしれませんね。

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