フィンテックなどITの流れによって、会計事務所・税理士法人のビジネスモデルが大きく変わりつつあります。
今まで水面下で起こっていたことが、2017年は一気に進む、そんな年になりそうです。
効率的に運営して、価格で競争するというモデルもあると思いますが、一定以上の規模の会計事務所になると高付加価値のビジネスモデルに舵をきらざるを得ないのが実情です。
freeeなどのクラウド型の会計ソフトを使って、小規模企業をターゲットに絞るのは税理士1人事務所であれば有効な手法です。
ただ、スタッフ10人以上の規模になるとそういうビジネスが成り立たなくなります。
でも、高付加価値化っていったいどうすればいいのでしょうか?
我々もまだまだ模索中ですが、従来の記帳代行、申告書の作成というコモディティ化した業務から、経営計画や資金調達といった従来モデルの延長線上のビジネスを上積みするという戦略を考えています。
さらに、M&A、事業承継や連結納税、海外進出などまでやる、やらない、、という感じでしょうか。
組織としてコンサルティングに取り組むには、ある程度の再現性が必要となります。
トップの税理士ができる業務だけでは事務所として成長しないということになります。
そのため、会計や経理周りのことをベースに少しずつ底上げしていくしかないということでしょうか。
税務以外のことも学ぶ必要があります。
最近はもっぱらマーケティング的なものですが、100円のコーラを…シリーズが、会計ソフトのベンダー企業を舞台にしているためとても分かりやすいと思いました。
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