先日、チャリティ・スマイル・ランという盲導犬支援のランニングイベントにボランティアスタッフとして参加してきました。
元々関わりのある団体ですが、軽い気持ちで「ボランティアでも何でも協力しますよ」と言ったばかりに本当にボランティアをやることになってしまいました。
今回やらせてもらったお仕事は会場内の案内、目の見えないランナーの伴走や案内、テントなどの撤収です。
ランナーの伴走では約4キロのランニングでしたが、色々と配慮が必要なこともあり、神経を使う難しい仕事です。
ブラインドマラソンのベテラン伴走者に先生になってもらいマンツーマンで教えていただきましたが、実践ではなかなかご指導のとおりにうまく出来ませんでした。
こういった役割の方がいるということも知らなかったで手を引いて走るのかな?とか思っていたのですが、きずなと呼ばれるロープをお互いにもって走ります。
いわゆるペースメーカーやコーチではないので、伴走という役割を超えることも競技では厳禁です。
カーブなどで声がけするなど伴奏者が周りに気を配って、声がけをしないといけません。
先生には事前指導で教えてもらっていたのですが、自分も走るので精一杯になってうまく声がけなどもできなかったかもしれません。
また、先生からはリズム感が大事ということを習いました。
歩幅をあわせるためにスキップで調整しなさい、、と言われたのですが、やってみるとそもそもスキップがうまくできない、、ということに気が付きました。
ランナーの方も不慣れな初心者にも文句のひとつも言わずにお付き合いいただいてありがたかったです。
こんな経験二度とないかも知れないないのでたいへん勉強になりました。
伴走については日本ブラインドマラソン協会のホームページで詳細に紹介されています。
また、伴走伴歩のサークルもあるようです。定期的に練習会もやっているみたいです。
9時から受付開始ですが、7時集合で約50名のボランティアスタッフが参加し、きっちりと担当分けがされ準備もしっかりされていました。
チャリティランは13時半まで、表彰式は14時半からでしたが、裏方の我々はランの終了とともにテントなどの撤収作業をして、16時前くらいに解散となりました。
肉体労働でしたが、誰一人不満を漏らす人もなく、黙々とこなしていました。
スタッフの皆さんも頑張っていましたが、ボランティアの皆さんも素晴らしいと思いました。
1日仕事で、体がボロボロで家に帰って20時には寝てしまい、次の日も筋肉痛で大変でしたが、充実感もあり、ビールも美味しくいただけました。
来年もぜひ参加したいですが、イベント参加者の皆さんもとても楽しそうだったので、次は是非参加者として走りたいと思います。
5人のチーム戦のためまずはメンバーを揃えるところからですが・・・
もちろん、一人での参加も可能で、他のソロ参加の方たちとのマッチングで参加が可能です。
今回は100組500人弱の参加者で、スタンドが埋まるほどの参加者が集まりました。
ボランティアも知らない人たちの中に入っていって、無償や交通費程度でお手伝いするのが基本ですから、なかなか一歩踏み出す勇気も必要です。
目や耳の不自由な方のサポートなどもやはりちょっと声がけをする勇気が大事だと思います。
みつけた!わたしにできること、というのが盲導犬総合支援センターの標語となっているようです。
盲導犬ユーザーさんへのお手伝いの声がけもちょっとした勇気でできる支援だと思います。
声掛けの方法を解説する冊子も配布されています。
ご興味がある方、勇気をだしてみようという方は是非こちらからダウンロードしてみてください。