今年は土曜日は補佐人講座の受講があるため、なかなか時間がとれないのですが、来年以降のスケジュールを検討しています。
とりあえず大学院の案内をもらってみました。
MBAのカリキュラムの中で税法免除の修士論文を書きましょうというスタイルの大学院です。
MBAと税理士免除、両方取れれば一石二鳥だと思います。
でもいまいちどっちつかずのような気もします。
マネジメントに強い税理士を目指すというのが趣旨のようです。
でも、僕の感覚ではマネジメントに強い税理士と、法律に強い税理士は両立は難しい気がします。
修士論文で税法免除するというのは、それなりに法律知識が高いことを証明することで免除するというものですから、法人税法や所得税法をそれなりにかじったくらいで資格免除していいのかという問題もあります。
MBAのカリキュラムで、こういった高度な法律知識や、法的感覚を育成できるのでしょうか?
というのがまず疑問。
そして中途半端に税法の修士論文作成をする時間に大きなウェイトがかかるカリキュラムでMBAの主要なテーマであるケースメソッドに取り組むことができるか…という疑問。
MBAはMBAでいいと思います。
きちんとしたカリキュラムで、ケースメソッドを取り入れながら実学として取り組めばいいと思います。
でも、税法免除のための大学院は法学部で、学術的に法律を身につけるようなカリキュラムのほうがいいのではないかと思います。
ビジネスだからそういったMBA+税理士免除の大学院がよくないというわけではもちろんないし、税理士という職業は経営支援的な部分と、法律専門職としての両方に関わる中途半端な職業ということにもとてもマッチしていると思います。
ただ、税理士資格をもっている人があえてスキルアップや、ブラッシュアップを目指して行くようなレベルではないという感覚です。
あ、別に非難しているわけでも、否定しているわけでもないので炎上させないでくださいね