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プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指す税理士のブログ-TaxAccounting&Financial Planning

ブラック会計事務所で働いていました。

社員にとって最悪な会社をブラック企業というらしいです。

初めて知りました汗

ブラック会計事務所で検索してみると検索結果が結構でてきます。

どういう会計事務所がいい会計事務所なのかはわかりませんが、受験予備校の求人情報に毎回掲載されている事務所は常に求人をしているので、退職者の多い事務所なのではないか…というのもありました。

そういえば当社も昔は退職者が多く、常に求人をしている事務所でした。

お客様からも「お宅は担当者がすぐ入れ替わるのね…」と嫌味を言われたことがあります。

退職しては補充するという循環なので、担当者が代わるだけでなく正しくは「職員がすぐに入れ替わる…」が正解です。

すなわち当社は、職員が居付かない「ブラック企業」だったのです叫び

当社で職員が定着し始めたのは5年ほど前からです。

当社では最近(といっても退職者がほとんどないので数年ぶりの採用予定ですが…)、採用活動では「自助の精神」を重視しています。

いわゆる天は自ら助くる者を助くというやつです。

当社は以前は、職員が税理士にぶら下がるという、「職員ぶら下がり型」の事務所でした。

先代の所長がカリスマ性の高い経営者で、ワンマンタイプだったからかもしれません。

職員がお客様から何か聞かれると税理士に聞き、何かわからないことがあると税理士に聞くという感じで、自分では動けないし、動かなくてもいいという事務所でした。

でも所長の代が変わるとなかなか相談できない、自分で調べることもできないし、判断ができないというストレスがたまっていったのかもしれません。

同時に3人辞めたこともありました。

5、6年前くらいからは「お神輿担ぎ型」の事務所を目指しています。

職員が自分で調べ、自分で動き、自分たちで判断する。

そのためいくつか禁止した事項があります。

1.自分で調べずに上司や税理士に相談しない!

2.自分で調べようとしない奴に教えない!

3.上司のチェックに期待しない!

以前は聞けば教えてもらうし、ベテランは教え好きの人間だったので若いスタッフは甘えてしまう環境だったように思います。

そして、自分で細かくチェックしなくても上司がチェックしてくれて、指摘されれば直せばいいという風潮もありました。

チェックする側、教える側はたまったものではありません。

でも、今の環境ではこういったゆるい環境で育ったスタッフでは通用しなくなってきました。

IT化が進んで、このレベルの職員の仕事はパソコンにとって代わられます。

考えない職員は無用なのです。

こんな時代だからこそ自立心や自主性を育てて、この業界で長く活躍して欲しいと思っています。

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