経理の仕事ではエクセルで集計したり、まとめたりというシーンが多くでてきます。
経営者に提出する書類、銀行に提出する書類、仕訳のチェックに使うファイル…
エクセルが使えることが、使える経理スタッフの条件でもあるようです。
会計事務所ではどうでしょうか?
-そんなに得意ではないと思います-
会計事務所が使うのは基本的には会計ソフトです。
そこである程度の資料は作れてしまいます。
エクセルをそんなに高度に使いこなせなくても十分仕事ができます。
でも、最近クラウド型の会計システム(FX4)の操作研修に行きましたが、このシステムは中堅企業の自計化用のものなので、それなりの規模の会社に導入をすることを目標にして開発されています。
そしてシステムから切り出してエクセルにアドオンして、加工して会社独自の経営資料などの作成が可能となります。
今回の研修では、絶対参照と相対参照について習いました。
習ったというか、このぐらいはできる前提で話が進んでいました。
さすがにこのくらいは20年くらい前から僕でも使っていた機能です。
それでも、周囲の年配の税理士さんたちは感動しています。
「コピーしてもセルがずれない!」
いやいや、それは…
今更かい!!
年配の税理士のエクセルスキルはこの程度です。
中小零細企業ではこのレベルで十分です。
でも、中堅企業や上場企業の子会社などのお客様を担当すると、ある程度のエクセルのスキルは必要とされます。
そこではITリテラシーが要求されます。
ただ帳簿を作って、申告書をまとめるという仕事から、エクセル等のITを駆使して中小、中堅企業を支援する会計事務所へ…
進化できるか、退化していくかは紙一重だなと思った瞬間でした。