どこまで効率化?
最近の会議で「効率化」がキーワードになりました。
幹部スタッフから「自分の仕事は効率化できています」という発言があり、一瞬あれっと違和感を感じました。
違和感の正体は
確かに効率化が大事だけど、幹部スタッフの仕事って効率化できたっけ??という違和感です。
担当してもらっているお客様も効率化よりむしろ手厚くやってもらいたい重要顧客です。
自分の仕事ではなく、部下の仕事やチームの業務効率化ならまだわかりますが、管理職
の仕事の効率化ってどうなんでしょう。
会計事務所スタッフに今後求められること
所属している税理士や管理職のスタッフに期待しているのは、専門性や事務所全体の効率化です。
そのために知恵を絞って考えて欲しい、地味な作業ですが条文にあたったり、裁決例にあたって実務能力を高めて欲しいという話です。
これは学校教育や資格制度の弊害かもしれませんが、実務にはいっても効率化しようと
いう思考回路の人が多いように思います。
受験勉強と実務は違うぞ
受験勉強なら効率的にやるほうがいいでしょうし、無駄なことはやらずに最短で目的を達するのが正しいと思います。
実務では最短コースなんてものは存在しません。
自分で考え、工夫して、地道に積み上げるしかないのです。
単純作業については可能な限り効率化すべきだと思います。
思考停止ダメ
ただ、思考停止するようなやり方では専門家は育ちません。
メリハリなのかもしれませんが、効率化すべき部分と、専門性を高めるべき部分、きちんと区別してバランスをもって仕事をするしかないのかな、、と思ったりしています。
- 心が変われば行動が変わる。
- 行動が変われば習慣が変わる。
- 習慣が変われば人格が変わる。
- 人格が変われば運命が変わる。
という格言があるらしいです。
プロにとって心がどうあるべきか…常に考えていないとダメだなと自戒を込めて思っています。