資格試験に合格すればハッピーなのか?
多くの人は試験に合格すればハッピーな世界が待っていると考えます。
本当にそうでしょうか?
長い受験生活でのゴールは、合格してライセンスを取得するそのときであり、誰もがそれを最終的な目標として頑張ります。
確かに受験勉強での心の支えは、合格後にライセンスを取得して輝いている自分の姿です。
この点については僕も同意しますが、そもそも合格して何がやりたくて今を頑張っているのか考えたことがあるだろうか??
資格マニアな僕がいうのもなんですが、幸せって何だろう??って時々むなしさを感じることがあったりします。
年収と幸福度との関係性
人間の幸せは年収400万円と2000万円はほとんど変わらず、800万円くらいをピークに下がっていくらしいです。
アメリカのヘッジファンドなどで働いていた人に言わせると、ウォール街で年収何億というサラリーを得た人の末路は酷いもの、ということらしいです。
何が言いたいのかというと、人にはそれぞれ幸せの形があり、無理してライセンスを取得しても幸せかどうかは人それぞれ、一番幸せなのは夢を見ているときなのかもしれません。
確かに合格通知を受けっとったときは一種のカタルシス状態で、これでもう勉強しなくて済む、将来の不安からも解放されたーーーー!という気持ちが爆発します。
給料や報酬も2倍、3倍になるのかもしれません。
でも、その先に気が付くのは「実務の世界ではペーペー」だってこと。
受験時代の知識やノウハウで継続的に稼げるほど世の中は甘くはありません。
ライセンスを持っているだけなら名刺交換や営業の電話すらできない社会人1年生なのですから学ぶことは山ほどあります。
実務経験5年、10年と積み上げていくと社会人としても資格者としてもやっと一人前になった気がします。ここが士業にとっては第1段階のある種のゴールなのです。
ドラゴンボールでいうとスーパーサイヤ人になる感じでしょうか?
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一人前になった後でさてどうしよう??
でもここからが次のステップ、次のステージへの入口でしかありません。
一人前になったら次は一流に向けた戦いの始まりです。別に有名になるとかではありません。自分が納得のいく専門家として一流を目指すのです。
そこはもうゴールのない世界です。試験勉強のようなはっきりとした目標もなく、正解もない、受験仲間すらいない孤独な闘いの日々といえます。
表面的に仕事をするだけであれば表面的にできてしまいます。
効率的に稼ぐことだけ考えたら悩みや不安がなく仕事はできるでしょう。
でも、次のステージを目指して1歩踏み込んだときに周りの世界が一変します。
勉強すればするほど知らないことや、わからないことが溢れてきます。
これも知らない、あれも知らない、このスキルもない…
勉強することややらないといけないことだらけです。
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本気になったら孤独と向き合って頑張るしかない
実務の勉強を本気でやるほど感じるのが、この世界は底なし沼で光の見えない闇の世界だということです。
勉強というのは少なくとも孤独の世界です。特に法律の勉強というのは内面と向き合って、自分でスキルを磨いていくしかないようです。
でもそれなりに仲間も作ろうと思えば作れるようですよ。
地元の税理士会などに積極的に参加をすればそれなりの仕事仲間が見つかることでしょう。
僕は以前から周りとつるむタイプではないのでそういったことは苦手ですから、ストレスをため込まないようにしながら孤独と向き合って頑張るしかないですな。
カリン様のところで修業でもするかな…