資格ライフ.COM 

プライベートバンカー・ウエルスマネジメント・ファミリーオフィス・エステートプランニング・資産税の専門家を目指すブログ-TaxAccounting&Financial Planning

地域創生の切り札か?官製ブームか?ビヨンド副業って何だろう?2021年ヒット予測3位

日経トレンディの今年の顔が発表され、田中みな実さんが選出されていたようです。

日経トレンディでは2020年のヒットランキング、来年2021年の予測ヒットランキングも発表されています。

日経トレンディヒットランキング

2020年のヒットランキングは・・

  • 1位…鬼滅の刃
  • 2位…マスク消費
  • 3位…あつまれ どうぶつの森
  • 4位…Zoom
  • 5位…檸檬堂

 という感じです。さすが鬼滅の刃、、強いです。

2021年ヒット予測ベスト30は・・・

  • 1位…無人駅&辺境グランピング
  • 2位…多視点スポーツ観戦
  • 3位…ビヨンド副業
  • 4位…Loop
  • 5位…コオロギフード

どうなんでしょう、、なんだろこれ?という感じがしますよね。聞いたことないワードも入ってますし。

コオロギフードというのはコオロギを原料にした食べ物のようです。

高たんぱくで栄養価が高いことで注目されているとのこと。

Loopというのは日用品の容器のリユースのようです。シャンプーの容器などを回収して洗浄して、中身を詰め替えてくれるサービス。自分で詰め替えるのと何が違うのか?という気がしますが、容器そのものが機能的だったりするのでしょうか。

グランピング、多視点スポーツ観戦は何となくイメージがつきます。キャンプ熱が来年も続きそう、、ということでしょうか。多視点スポーツ観戦は、5G技術でいろいろ変わってきそうな雰囲気です。

第3位のビヨンド副業って?

第3位につけているビヨンド副業というがブームになりそうです。

f:id:financial-tax:20200527225619j:plain

ビヨンド、、beyond、、英語の授業でならったような?遠く、、離れて、、ということでしょうか?リモートよりもちょっと距離を感じますね。

情報番組で解説していたのは、都会で働きながら地方都市の企業で副業をする、ということのようです。

、、、うーーん、これを「ビヨンド副業」というのね。

自治体によっては数年前から取り組んでいますが、誰かが名前をつけたのでしょうか。

先月このブログでも書いているし、既に取り組んでいる人や自治体はあるのに、知らない間にネーミングされている・・・。

ブームの起爆剤にしようとして広告代理店がつけたような、、刺さる系のネーミングです。逆にわざとらしい。

www.sikakulife.com

大手企業が参画、政府の後押し、マスコミでも取り上げて・・

この2週間くらい、まさにこのビヨンド副業のマッチングイベントをオンラインで受講していました。

岩手県が主催しているイベントですが、パソナ系の会社がはいって運営支援をしていました。既に大企業が自治体に入り込んで取り組みを始めているのですが、岩手の場合は遠距離恋愛をイメージして、遠恋複業課として取り組んでいます。

岩手では副業とはいわずに、複業という言い方をしています。

www.pref.iwate.jp

自治体や支援企業によっては地域副業、ふるさと副業などといった呼び方でやっているところもあるようです。

www.recruitcareer.co.jp

パソナ、リクルート、、、大企業が参画して、政府も後押し、メディアも取り上げ・・・・って色々と役者というか手札が揃ってきていますよね。

まあ、きな臭いと言えばきな臭い。利権の匂いがぷんぷんしてきますが、それでも地域が活性化するのであれば政治的な話はどうでもいいと思います。

こうやってブームって作られるのね・・・・('Д')っていう印象。

甘い汁をすっているやつもいるかもしれんけど、結果的に社会がよくなればいいじゃん、というのが自分のスタンス。

サイボウズ中村龍太さんの講演

岩手県宮古市での事前セミナーでサイボウズの中村龍太さんのオンライン講演を聴くことができました。

teamwork.cybozu.co.jp

中村龍太さんはテレビ東京のカンブリア宮殿でサイボウズ社長の登場回でも紹介されていたので、記憶には残っていました。

副業で農業をやっているんだね、すごいね、、、という感じだったのですが、お話もとてもお上手でした。

 

多様な自分を生きる働き方 COLLABOWORKS ~誰にでもできる複業のカタチ

多様な自分を生きる働き方 COLLABOWORKS ~誰にでもできる複業のカタチ

  • 作者:中村龍太
  • 発売日: 2020/03/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 特に自分としては3つの資本の話に興味を持ちました。

調べてみると、元々は橘玲さんの幸福の資本論の話なのですが、この本は読んでいなかったのでとても興味深かったです。 

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
 

幸福には金融資本、人的資本、社会資本の3つの資本が必要で、バランスだったり、資本を獲得する順番も大事だよね、、っていう話だったと思います。

都会で働いていると、金融資本=お金や資金、人的資本=スキル、この2つはそれなりに身についてくると思います。

逆に地方にいると金融資本や人的資本はなかなか育ちませんが、社会資本については一定でたまっていきます。

ここでいう資本というのは貯金ということなのかもしれません。

ずっと地元のコミュニティにいるわけですから同級生や親族、先輩後輩の関係は密になりがちです。

でも、出る杭を嫌うのが地元コミュニティですからとんがったスキルは身につかないし、収入も人並みにしか稼ぐは難しい。地元のイベントや会合、遊びで生活費はそれないにかかりますし。

  • 都会=金融資本〇/人的資本〇/社会資本×
  • 地方=金融資本×/人的資本×/社会資本〇

という感じで、ちょっとオーバーですが、都会の人がもっていない社会資本を地方でビヨンド副業することで解決できるよ、、、というようなお話でした。

確かにそういった面はありますよね。自分自身も都会にいると何か物足りなさを感じるし、仕事をとると何が残るんだろう?という不安もあると思います。

社会資本というのは都会にいると貯金どころか徐々に減っていくものなのかもしれませんね。

やるの、やらないの、KINTOにするの?

自分自身がやるのか、やらないのか、、(KINTOは忘れて・・)。

まずは身の回りでできることからやってみよう、、と思いました。

おそらく金融資本や人的資本を溜めるための副業をやりたいわけでない、ということははっきりしました。

お金やスキルを身につけるためなら別に現職でもできるし、資格の勉強をすることで知識は身に付きます。

でも、身につかないものは社会資本、、、

「社会資本が足りてないよ、、ガス欠になっちゃうよ、、」というのが今回の気づき。

だったら、今自分が関係をもっている仕事や人、家族、仲間との関係を見直して、今のコミュニティの中で社会資本を溜めることからはじめてみることのほうが大事ではないかと思いました。

いつかはビヨンド副業をやるかもしれませんが、遠くの企業との副業よりも足元を見直すところから始めようということですね。

最初の1歩、身近なところから社会資本を溜めていこう!

 

 

【SPONSOR LINK】