資格ライフ.COM 

趣味で学ぶ資産運用と資産税実務‐TaxAccounting&Financial Planning From Yokohama

相場の乱高下で気がついた資産運用における現金管理の重要性

9月初めの政治がらみでの日本株の急上昇から、中国の恒大グループのデフォルト危機により、世界の株式相場が振り回された1週間でしたが、上がってたのが急に下がって、また上がって・・・というジェットコースターのような感じで、、結果もとに戻るというところです。

株式投資や資産運用をしている方たちは少なからず影響を受けたと思いますが、皆さんはどんなことを考えながらシルバーウイークを過ごしたのか、、ちょっと気になります。

自分はこんなことを考えたり、戦略の練り直しを行いました、、という報告になります。

f:id:financial-tax:20200926220728j:plain

投資家は暴落相場で鍛えられる

この1週間はいったいなんだったのでしょう。相場がさがって、資産が目減りしていくのを見るのは心が折れそうになりますよね。

ただ、こういった急落相場は悪いことばからりではなく、投資家は暴落相場で鍛えられますからいろいろな気づきがある1週間でした。

特にシルバーウイークの巣ごもりで時間だけはたくさんありましたので、戦略の練り直しにはちょうどいい期間だったように思います。

脳内戦略会議・・

自分は月に1度くらいはエクセルを使いながら戦略を練る(成績を集計するくらい)のですが、それ以外は結構ほったらかしのままです。

基本的にはインデックス投資と日本株のバリュー投資がメインなので、普段はやることがほとんどないのですが、こういった急落局面ではやる気スイッチが入ってきます。

順調なときはほったらかしでも、下がったときはいろいろと考えるべきことはあるのですが、今回はおおむね次の2つが迷いどころでした。

ポートフォリオの見直し、再構築について

ポートフォリオの再構築に向けて、リートの組み入れを検討しました。

8資産バランス投信は国内外のリートも組み入れられています。

暴落相場でクッションになればいいかな・・・と思ったのですが、実際は株式の暴落時にはリートも一緒に暴落することが多いようなので、こういったポートフォリオへの追加は却下でした。

従来どおり、現預金、積立保険、海外株式のインデックス投資、日本株の個別株投資の組み合わせで十分という結論。

コロナ後に株価が上がっているときも追加の投資は控え目にして、手元現金もそれなりに確保できているため株価が急落しても、逆にチャンス・・というメンタルに切り替わりました。

こういう時こそ、株式だけで考えるのではなく、ポートフォリオ全体を俯瞰して考えることが大事だと感じました。

キャピタルゲイン重視からインカムゲイン重視への転換について

急落相場ではインカム重視のポートフォリオよりもキャピタルゲイン重視のポートフォリオのほうがメンタル的に安定するので、もう少しインカムゲインを重視した投資手法への切り替えを検討しました。

キャピタルゲイン重視か、インカムゲイン重視か、という問題は、年齢や想定投資期間が重要だと思います。

自分が80歳代になってキャピタルゲイン重視の運用をしているとは思えないし、インデックス投資信託も認知症になる前にどこかで解約が必要となるかもしれません。

逆に20代であればインカム狙いよりも、複利の効果を十分に聞かせるために投資信託で長期に積み立てる戦略が有効と思います。

40代後半の自分の年代で考えると、今後は両方をバランスよく取り組んで、50代からは徐々にインカムゲイン重視でも利回りがだせるポートフォリオへ徐々に切り替える時期なのかもしれません。

これも、今までの戦略とそれほど遠くないので、すぐに方針を大きく変える必要はなさそうです。

投資待機資金の管理の重要性に気づく

こういった相場の急展開があると、今までの戦略で大丈夫かどうか不安になります。

特に投資額が増えてくると大変ですよね。

ある程度の現預金や積立保険などの比率もそれなりに確保をしていますし、資産全体もそれほど大きくないのですが、それでも1日数十万円のアップダウンがあると一喜一憂してしまいます。

気持ちの持ちようかもしれませんが、相場のうねりや波にうまく乗るような仕掛けを工夫した運用手法を持っていれば、メンタル面でも安定しそうに思います。

日本株であればPERやPBRなどの指数などから相場全体の割安感を判断して、高値つかみをしないように準備資金をコントロールして、相場下落時に資金を投下する、、ということを想定していれば、相場が下がったときこそチャンスという気持ちになります。

インデックス投資であれば、相場が下がったときにより多くの口数を購入できるわけなので、単純にドルコスト平均法で購入を続けることでチャンスが広がります。さらにバリュー平均法を取り入れて、バリュー経路を下回ったときに準備資金から追い銭をいれていけばコストを下げる効果も見込めます。

今までは何となく現金、積立保険、投資信託、個別株・・・という感じで振り分けをしていましたが、現金の中身についてはざっくりだったような気がします。

準備資金が、、と言っていますが、自分は生活防衛資金も生活費も、投資待機資金も全部まとめて現預金として管理していました。

今回の乱高下で得た教訓は、まさにこの「投資待機資金の管理」です。

現金には色がついていないけど、自分で色を決める必要がある

今までは何となくポートフォリオを眺めて、25%は現金で30%は日本株・・・という振り分けで考えていました。相場環境が変われば教科書通りにリバランスすればいい、、と思っていました。

でも、本当にリバランスってやるんでしょうか??他の個人投資家の方たちはやっているのか謎ですが、自分はやらない、、と思います。

特に資産を売却して組み直す、、というのは、性格的に難しくて、基本的には買いだけで、売却はしない前提でやっていきたいところです。

税金払うのは嫌だし、個別株も含まれたポートフォリオだと何かを切らないといけない・・という悩みに対しての自分なりのアンサーが、「投資待機資金の管理」。

ポートフォリオ全体のバランスを整えることも大事ですが、各資産クラスで時間軸の中でバランスを整えることも大事ではないか、という発想になりました。

相場がよくてびびってしまった結果、思ったよりも現金を残していた

想定していた利回り以上の利回りや含み益がでている期間は、購入額を減らして、その分を投資待機資金として保全しておいて、想定利回りを下回ったときに投入していくということを想定しています。

強欲が過ぎるとよくない、、と思っているので、最近はブレーキを踏みながら走っています。

今年1月からの投資予定と運用結果をエクセルで集計してみると、投資予定額と実際投資額との間に数十万円の差額があったという結果でした。

家計管理からここまで投資に回せると考えていた金額と、びびって引き下げていた実際投資額との差額は、本来は「繰越資金」のはずでしたが、その管理ができていなかったというのが反省点として見つかりました。

これは結構すごい発見で、何気なくやっていたら気が付かなかった盲点でした。

待機資金をきちんと管理しておけば、次に下がったときも資産クラスごとの繰越金の範囲であれば、躊躇なく追加投入ができます。

 

ということで、投資や資産運用もいろいろと試行錯誤しながらやっています。航海と同様に晴れた日や波のない日だけではスキルは上昇しないので、たまには雨の日や暴風の日も大事だね・・・っていう話でした。

【SPONSOR LINK】